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始業式「逆境に克つ」/引き取り訓練/転校生/黒曜石

(校長発:平成24年9月1日土曜) 天気 晴れのち雷雨

 いよいよ二学期の始まりです。

 児童下校の時間に雷鳴がとどろきわたる雷雨にびっくりしましたが、きっと、始業式への祝法だったのでしょう、 みんな元気よく登校してきて、ふたたび活気あふれる学校となりました。

 全教室で席替えもあり、雰囲気もあらたにスタートしました。

 きょうは転校生が四人もいて、始業式のあと、全校児童に紹介しましたが、

 配属クラスが発表になると、そのクラスの児童は「やったー」とか「よし!」とか言って大きな喜びをもって迎え入れてくれました。転校生一人一人が「よろしくお願いします」と挨拶するたびに全校児童から温かい拍手がわき、都市大っ子の温もりを感じさせる始業の日となりました。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【引き取り訓練@一年生】

毎年、9月1日の始業式当日は防災の日にも当たりますので、1年生の「非常時引き取り訓練」を実施しております。一年生の保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。

「防災に強い都市大付属小学校」を合言葉に学校運営に相務める毎日ですが、これも皆様のご協力あってのことですので、今後ともよろしくお願い致します。

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↓ お父さんお母さんと出会う前に先生方の指導を受ける一年生。

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↓ さあ、いよいよお出迎えのおうちの人と対面して、一緒に下校です。

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↓ 今春の卒業生も引き取り訓練に協力してくれました。入学式にも参列してくれました。

  お姉ちゃんぶりが素敵ですね。

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【黒曜石@児童の土産話】

 長期休業などが終わると恒例のようになりました。こどもたちがいろいろな土産話を持って校長室にやってきてくれます。

 ↓ 1年生のAちゃんが黒曜石(こくようせき)をもってきてくれました。北海道に行ったそうです。北海道のどこかまでは覚えていないそうですが、黒曜石の産地は限られており、北海道では十勝地方でとれるので、その周辺に行ったのでしょう。

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↓ 黒曜石は表面は普通の石ですが、割ってみるとその様子ががらりと変わる石です。

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↓ 内部はガラス質で、きらきらと黒光りして輝いています。だから黒曜石(黒くかがやく石)。

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  割れ口が鋭くとがるので原始時代には毛皮や肉を切りさく石器として重宝されました。しかしながら火成岩で、先に述べたように、どこででも採取できるものではなく産地が限られているため、交易品としても流通したことが分かっています。 たとえば佐賀県で算出したものが朝鮮半島に流通したことが分かっています。

【二学期始業式】

みんな元気にそろって、姿勢よく始業式に臨んでくれました。

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<四人の転校生>

渡辺先生から、四人の転校生が紹介されました。四人もいっぺんに入ってくるのは珍しいことです。

転校していく人がでるときは寂しいですが、またこうして仲間が入ってきてくれるのはとても嬉しいですね。 これから仲良く楽しく都市大っ子として頑張りましょう。

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こどもたちだけでなく、大人も入れ替わりがありました。

↓ 三年半にわたって子供の登下校を見守ってくださった島野警備員さんが別の事業所に異動になられました。かわって、下舞警備員さんが赴任なさいました。また、事務室窓口業務に、高橋さんが着任しましたので、ご紹介します。

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【校長の話「逆境に克つ」】

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 私の話は、いろいろな思い出をのこした夏休みもあっという間に過ぎましたねという問いかけから始めて、「あっという間に過ぎることを『光陰矢の如し』といいます」と教えることを枕にして講話を始めました。

 「光陰」の「光」とは太陽が照る昼間、「光陰」の「陰」とは、太陽が沈んだ夜のこと。

 だから「光陰」とは昼と夜・・・一日のこと。一日一日が飛ぶ矢のように早く飛び去っていく、だから一日一日を大事にしなければならないという意味だと教えました。

 特に、6年生にとっては、二学期が過ぎると中学受験の季節。この二学期の一日一日、大切に送ってほしいとお話しました。

 そして、夏の共通の思い出は、なんといってもロンドンオリンピック。日本選手団は金メダル7、銀14、銅17、合計38個のメダルを獲得し、総メダル数では第6位の成績をおさめました。(米中露英独に次ぐ第6位です)。メダル数を子供たちはよく覚えていてびっくりしました。私は、今朝がたあわてて確かめたのですから、だらしないなあ(汗・笑)。

 しかし、オリンピックも大事だけれど、それに続けて今ひらかれているパラリンピックが私たちに大事なことを教えてくれると語りかけました。

 パラリンピックに出場する人たちは全員、身体障碍(しょうがい)をもった方たちですが、我々健常な者と同じように、いやそれ以上の力を発揮されています。 陸上のみならず、水の中をはやく泳いだり、車いすバスケットボールでは信じられないスピードでボールを奪い合ったり、感心させられることの連続です。

 身体障碍をもった人たちはみなさん、ハンディキャップをもっているわけですが、これを「逆境」というようにもいいます。そして「逆境に打ち克った人」たちです。

 この「逆境に克つ」ということを私たちも学ぶ必要がある。どんなに苦しくても絶対に負けない心を作る必要がある。

 そのためには「己に克つ」=自分に克つ=「克己」ということが大事だよと教えました。

 弱い心は誰にでもわいてくる、そのとき、その弱い心に打ち克つ自分を作らなければならないということを教えました。パラリンピックをみて、そういうことを学んでほしいと思います。

 以上が私の話の大要です。

 それでは、最後に、パラリンピックについてインターネットで見つけたあるサイトをご紹介して今日のブログを終わります。

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