文字サイズの変更

運動会(その2)/教うるは学ぶの半ば@全校朝会

(校長発:平成24年5月28日月曜) 天気 晴れ 午後3時ごろからしばらく雷雨 のち晴れ

 稲光のことを「稲妻」といいますが、「稲の妻」・・・田植えのあと、稲が成育するのになくてはならないものと、昔から考えられてきたようです。そのため、田植えの季節の5月から6月にかけて雷雨が多いことは農家にとってありがたいのですが、ことしは5月から特に多い気がします。

 きょうも、ちょうど児童の下校時刻に合わせるかのように、ものすごい雷雨がやってきました。

 ものの30分ー40分もすると晴れ上がったのですから、熱帯や亜熱帯のスコールですね。

 私の郷里、宮崎県は亜熱帯的なところがありますので、私は子供時分からスコールには慣れているのですが、上京して40年、スコールのようなものに出会うのは極最近の気がします。 

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

.

【第57回運動会(その2)】

○本日は三本のフラッシュ動画をご覧ください。

  6年生短距離走については、二本掲載します。※運動会の記事は今後も掲載します。

    1. 6年短距離走(コマ割り動画) 
               ↓
      undoukai-vol.4-6nen-footrace-2012-0526.wmv
    2. 法人小澤氏撮影傑作選

       法人本部広報調査担当の小澤さんが撮影してくださったものです。
       プロカメラマンはだしの撮影力です。

      <その1>6年短距離走
          ↓
      Mr.ozawa-photo-6nen-footrace-57undoukai-vol.1-2012-0526.wmv

      <その2>
      影のヒーロー

        小澤さんは、競技や演技だけでなく、それを縁の下の力持ちとして支えてくれた
        6年生を中心とする子供たちにもカメラを向けてくださいました。
        学校を経営する法人本部職員らしい温かな眼差し(まなざし)がとても嬉しいです。
           ↓
      Mr.ozawa-photo--vol.2-kage-no-hero-57undoukai-2012-0526.wmv

 

【全校朝会】

 一ヶ月ぶりの全校朝会です。運動会で疲れ気味のところ、お行儀よく朝会にのぞんでくれました。

2012-0527zenkou-choukai01.jpg

2012-0527zenkou-choukai02.jpg

2012-0527zenkou-choukai03.jpg

 <児童会からのお知らせ>

 児童会役員の皆さんも張り切って、あいさつをしてくれました。

   おはようございます。
   1学期の大きな行事である運動会が、無事に終わりました。
   クラスや学年での団結を深め、がんばることの大切さを学べましたね。

   これからは、その団結力を生かして、
   今まで以上に、よりよい学校生活を目指して落ち着いた毎日を過ごしていきましょう。

2012-0527zenkou-choukai04.jpg

 <校長のお話>

 運動会にお出でになった来賓の方々から、素晴らしい運動会だったとお褒めの言葉を頂戴したことを紹介しながら、それも全部、6年生を先頭にした児童の皆さんの頑張りによるところだとして、まずはじめに、「ありがとう」と御礼申しました。

      ※運動会には来賓として、沖田前校長先生のほか、二代前の島崎元校長先生、
      20年以上前の山澤元事務長さん、元事務員の小澤さん、
      学校評議員の岩崎さん、幼児教室の先生方、二子幼稚園の園長先生と2名の先生、
      付属中高の校長先生、事務長さん、法人職員の方々をはじめ多数お越しいただきました。

そして、運動会が終わったので、これからは頭と気持ちを切り替えて、静かに勉強に集中するようにしようと呼びかけました。 勉強することに関して、次の言葉を教えました。

「教うるは 学ぶの半ば」(漢籍の「書経」)。

児童には難しいことばですが、勉強にするにあたって大事なことをふくんでいますので、教えました。

意味は、

「人に、ものを教えるということは、一から十まで人のためではなく、半分は自分の勉強にもなるものだ。(だから、自分で学んだことは、どんどん人に教えるほうが良い)」

 ということです。 古代中国の漢籍「四書五経」のひとつに「書経」というのがあり、そこに書かれている言葉です。

 私ども学校教員は子供に、ものを教えることが仕事であり使命ですが、教えていて、はっとすることがよくあります。 十分な知識を持っていたつもりなのに、よく分からないまま教えていることに気がつくことがあるのです。 それであわてて調べ直すわけで、このように、日々 「教うるは 学ぶの半ば」を感じて生活しているのが私ども教員です。

 これは、子供たち同士でも必要なことです。分かったつもりになっていることを積極的にお友だちに教える、そうすると、自分でよく分かっていない個所に気がつきますので、 そこをもう一度勉強しなおすと、自分の勉強にもなります。

 本校は、中学年の教育コンセプトとして、「ともに学ぶ」をかかげておりますが、それは「同じ教室で一緒に学習する」という当たり前のことを示したものではありません。「教え合う、学び合う」ということを意味しています。まさに「教うるは 学ぶの半ば」ということなのです。 

 中学年はもちろんのことですが、本来は全学年児童ともやったら素晴らしいと思います。

 高学年のコンセプトには「自ら学ぶ」をかかげておりますが、・・・自主学習の習慣をつけて、どんどん学んだことをお友だち同士、積極的に教え合う・・・そうすれば、学力はぐんぐん伸びることでしょう。

 以上のような主旨を話したのですが、終わってから児童にきいたら「分かりました」という子もいれば、「難しい話だった」という子もいました。 ご家庭で、さらに敷衍(ふえん)してお話いただけましたら、幸いです。

  ※ なお、児童にも伝えたことですが、私は「教うるは、学びの半ば」と覚えていました。

  それで、児童に見せるものを印刷したあと、もう少し調べておこうと辞書を引きましたら、「教うるは 学ぶの半ば」だったことに気がついた次第です。

  書きなおそうかと思ったのですが、いやいや、まさに「教うるは学ぶの半ば」のちょうど良い見本になると思いなおし、そのまま示して、訂正しました。

   ↓  

2012-0527zenkou-choukai05.jpg

                     (以上)

   

カテゴリ: