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第3学期始業式/地震に立ち向かう心

(1月10日火曜:校長発) 天気 晴れ

平成24年が明け、第三学期が始まりました。

みんな、元気に登校してきて、始業式でも大きな声で「あけましておめでとうございます」と返事をかえしてくれました。

ただ、全校で数名の子がお休みでした。寒い日が続いております。今朝は3℃という冷え込み。体調管理には万全を期してほしいと思います。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

今日から新しい転入生を一人迎えました。

↓ 渡辺先生より全校児童に紹介があり、ご本人も力強く挨拶してくれました。

  皆さん、どうぞよろしくお願い致します。

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本日は始業式をやると同時に終日授業でしたから、全クラスの模様をカメラにおさめたのですが、写真を編集する余裕がまったくとれませんでした。それで写真は明日か明後日の掲載と致します。

【校長の話「地震に立ち向かう心」@始業式】

    •  あけましておめでとうございます。

       終業式で、「一年の計は元旦にあり」というお話をしましたが、元日の朝、朝寝坊をしないで早く起きて一年の計を立てた人は手をあげてください。

       (挙手したのは、半分ほどでした。上級生は照れくさいのかほとんど手が挙がっていません。)

       半分ほどの人しか手を上げない状態だったのは、ちょっとがっかりです。早起きしたのに、手を上げるのが照れくさくて挙手しなかった人もいるかもしれないけれども、こういうときは堂々と手を上げるようにしましょう。

       さて、校長先生の平成24年の一年の計は「本校創立者五島慶太先生の伝記を書くこと」と、終業式でお話をしましたが、元日の朝、早く起きて冷たい水で手と顔を清めて、あらためて一年の計を考えたとき、とても大事なことに気がつきました。

       それは、校長先生の「一年の計」でもっとも大事なことは、皆さん都市大っ子の安全を守ることです。その誓いを元旦にたてました。

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       昨年は、いま思い返してもぞっとするあの3月11日の東日本大震災、巨大津波をはじめとして忌まわしいことがたくさん起こった年でした。

       皆さんは幸い無事に過ごすことができているわけですが、平成24年を迎えるにあたり、気を緩めることは許されないということを強調したいと思います。

       千年に一度という昨年の巨大地震、巨大津波は、それから一年半の間にマグニチュード7以上の余震が起きるという話もありますし、過去の統計からして、これから10年ほどの間に東海地震や東南海地震、南海地震を起こすかもしれないと言われたりしています。

       つまり、大きな地震が必ずやってくるのです。

       こういうことを言うと、みんなはこわくなるかもしれないけれども、それではいけない。必ずやってくるものに対して、おどおどして恐がっているだけでは駄目です。 いま、それに立ち向かう心を作らなければならない。

       二学期に何度も「地震のときに大事なことはパニックにおちいらないこと」という話をしましたが、「おどおどする心」はパニックにおちいります。

       校長先生をはじめ、都市大付属小の先生方は、みんなのことを全力で守る気持ちを固めているし、また、その対策も立てています。

       この先生方といっしょになって、みんなも、自分を守る、家族を守る、友達を守る、そういう気持ちを、この平成24年の最初にあたって固めてほしいと思います。学校にいる間は先生方が必ず君たちを守ります。

       でも、登下校のときに地震がきたら、君たちは自分の力で、自分の心で、友達と一緒に自分を守るということが必要です。ぜひとも、そういう気持ちを作ってください。

       その点で、君たちに一つお願いがあります。

       それは、二学期の終わりに届いたメールなのですが、 都市大っ子の皆さんのバス乗車マナー、 電車マナーがとても悪いというのです。

        大声でわいわい話す、

        自分勝手に車内を歩き回って人にぶつかる、 

        乗り降りのときに、ふざけて乗り降りするので危ない、

        現実に転んでしまったりしている、

        いっしょに乗るのが本当にいやになる。

       そういうメールをいただきました。

       ここで考えてほしいのは、そういうような「人に迷惑をかけている子」は、その時に地震が来たらどうするんだろうかということです。  

       地震がきたときの心構えがまったくできていないと思いませんか?

       大声でわいわいがやがや話しているそのときは、自分を守る心を捨てているのですよ。

       自分勝手に車内を歩き回って人にぶつかっている人は、その瞬間、自分を守る心を捨てているのですよ。

       ふざけて乗り降りする人は、そのとき、地震に立ち向かう心を捨てているのですよ。

       どうか、自分を守るために、今日からはバスや電車の乗車マナーをしっかり守れる人になってほしいと思います。

       以上です。

半分説教になりましたが、登下校の途中において地震がきたときは、子供は私たち学校の教員に頼ることはできません。そのとき、 「自分を守る」のは児童自身です。 その第一歩はパニックに陥らないことです。パニックに陥らないためには、日頃から心をきたえる、平静にたもつ訓練をする、そういうことが大事です。

  自分を守る心を育てるために、以上のような話を、うまずたゆまず、これからもしてまいろうと思います。

 どうぞご家庭におかれても、「地震に立ち向かう心をつくる」ということはどういうことか、 人に迷惑をかけない心が地震に立ち向かう心と同じことなのだということなどを お話しいただけたら嬉しく存じます。

                    (以上)

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