音楽っていいなあ/本校の放射線量計測(第二回)
(10月15日校長発)
今日は土曜休業の日ですが、合唱部と吹奏楽クラブのみなさんは音楽発表会のために登校練習でした。
朝から低気圧の影響で嵐もようの中、登校して大変お疲れさまでした。
私が出勤したのが10時すぎだったため、合唱部の皆さんとはちょうど下校時分にすれちがうこととなり、練習の模様を拝見することができず、申し訳ありませんでした。
(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)
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(続き)
【吹奏楽クラブの練習風景】
練習ですので、通しの演奏はなかなか聴けないのですが、細切れであっても音楽の演奏を聴くのはとても良いですね。
というよりも、練習するときの児童たちの真剣な表情に惹きこまれますので、彼や彼女たちが出すほんのちょっとの音でも、表情とあいまって、「ほお!」と胸を打つ音色となってこちらに響いてきます。
指導の渡辺先生が、なんどもワンフレーズの短い音を出させるのですが、たったそれだけの音なのに、私には心地よい。
そういうなかで比較的ながい演奏となると、まだ本番ではないのに聴き入ってしまいます。
もちろんまだ完成にはいたっていませんが、みんな本当に一生懸命練習しました。
その模様をフラッシュ動画でご覧ください。合唱部の皆さん、撮影できなくてごめんなさい。
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【本日午後2時半ー3時半、放射線量を再計測致しました】
本校では、5月13日に、他の小学校はもとより、都市大グループ他校にもさきがけて、いち早く放射線量計測を行いましたが、本日の計測は都市大グループ全体として取り組んだ計測の一環です。
前回は東京都市大学原子力安全工学科教授の先生方2名、今回は都市大原子力研究所教授の先生方5名が計測してくださいました。
福島原発事故によるものではないことがすぐに判明はしましたが、世田谷区弦巻5丁目の高濃度放射線量検出騒動があったあとだけに、予定していたところ以外も詳しく計測していただきました。
測定順路にしたがって書き出しますと次のところです。
1、学校通学路の下(植え込みも)およびバス停留所
2、例年、「感謝の集い」奉仕作業で清掃している学校裏の通路
3、校庭各所
・ ミクニレッスンで使用する小菜園(校舎裏)
・ 校庭の真ん中
・ 校庭隅の吹き溜まり
・ 遊具のまわり
・ 校庭の周りの側溝のなか
・ 砂場
4、屋上菜園(屋上の降水が下に流れ落ちる落水口も)
5、若桐テラス(屋上降水が流れてくる流出口および下に流れ落ちる落水口も)
いずれも測定値は0.05マイクロシーベルトから0.1マイクロシーベルトの範囲で年間換算1ミリシーベルト未満の安全値でした。
若桐テラスの降水流出口の周り直径20センチメートルの箇所だけ0.16マイクロシーベルトとほかよりも少し高めでした。しかし、それは、その20センチメートルに丸々24時間毎日いつづけたとしても、年間換算値1.3ミリシーベルトであって、本校児童が毎日若桐テラスで過ごしても危険のない安全値です。ご心配になる必要はありませんのでご安心ください。
若桐テラスのそのほかの箇所はもっと低い安全値でした。
なぜ、流出口の部分だけが少し高いのかというと、弱い雨のときに、屋上から流れ落ちる放射性物質がそこにたまって(人工芝シートの隙間にたまる)、流れないからだろうということでした。いずれにせよ、心配ない値ですのでご安心ください。しかし、唯一(ゆいつ)ほかよりも高めというのが気持ち悪いので、直径20cmのところを高圧放水銃で「除染」し、ほかと同じように0.1ミリシーベルト未満にすることにしました。
また、各所の土壌および本校水道飲料水も原子力研究所に持ち帰っていただきました。
後日、きょうの計測に基づいて、原子力研究所から「都市大グループ校計測値報告書」が届きますので、そのときに校内各所の測定値をホームページに発表いたします。
ただ、本日の計測をご家庭に予告申し上げているということもありますし、なにより一刻もはやく保護者の皆様に本日の計測についてお知らせし、ご安心いただきたく、こうして「先生ブログ」で速報させていただいている次第です。ご安心願います。
では、本日の計測の模様をフラッシュ動画でご覧ください。写真は、五島育英会法人本部の鈴木さんに撮っていただきました。
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以上です。原子力安全工学科の丹沢先生、三橋先生をはじめご計測いただいた諸先生、グループ各校の計測を一日で終えられ、大変お疲れだったことと思いますが、本当にありがとうございました。