ジョージ・ワシントン
(5月20日校長発)
- 運動会まであと8日
米国建国の父、初代大統領ジョージ・ワシントン(18世紀)を知らない人はいないと思います。
そして、ワシントンの「桜の木」伝説もまた知らない人はいないほど有名です。
ワシントンが子供のとき、庭に植えられていた桜の木を思いがけなく切ってしまったことを、怒られることを覚悟で父親に正直に話したら、逆に、「包み隠さず話して反省できることは立派だ」と褒められたという逸話です。
この逸話は、18世紀にはまだ、米大陸には桜の木は植栽されていないということから、後世の伝記による創作だといいます。しかし、ジョージ・ワシントンという偉人が、子供時代から卓越した精神性をもっていたということを分かりやすく示すために創作されたのは間違いないことです。それを考えれば、現代の子供がワシントンのような高潔な人格を見習うために、この創作話は使われてよいと思います。
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(続き)
※ちなみに、米大陸に桜を持ち込んだのはもちろん桜原産地の日本です。
明治42年(1909)に米国の要望にこたえる形で尾崎行男東京市長らの手で
贈られたのが始めです。その返礼として大正4年(1915)に米国からハナミズキ
が日本に贈られています。日本のハナミズキの始めです。
そのわずか20年とちょっとの後、日米間は不幸な関係に陥りましたが、
原点を忘れずにいつまでも友好関係を続けたいものです。
きょう、以上の話から始めたのは、「自分の非を認め、謙虚な態度で詫びる」ことのできた子に出会ったからです。
「子供は失敗しながら学ぶ」
と昔から言いますが、それは失敗を許すということではありません。
ましてや、ことさらに失敗をすすめる言葉でもありません。
「失敗した時にその失敗をちゃんと反省し、ただす能力をやしなって大人に成長する」
ということを意味しています。
きょう私が出会った子も「反省できる能力」をやしなってくれました。これからも、皆と手をとりあって、共に学び成長してゆくでしょう。
【運動会5年生、6年生】
きょうも高学年の練習風景をご覧ください。
きょうも立て込んでいまして(いつもが暇なような書き方ですが、そうではありませんので・笑)、以上で本日の記事を終わり、早い時間にアップします。