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305,138円/ミクニレッスン第2講/運動会へ/立夏と麦秋/卒業生来校

(5月2日校長発)

ゴールデンウィークの谷間ですが、GW前半を皆様はどのようにお過ごしになったでしょうか。

私は、29日と30日、一泊二日で「ブリティッシュヒルズ」(イギリス村)に行ってきました。

ブリティッシュヒルズは英国の中世を再現した村で、英語体験、英国体験ができるテーマパークです。

福島県天栄村にありますので、放射線量が、東京の二倍から三倍ですが、いずれにしても屋外に5時間以上いなければ、年間換算値にしたときに、法律に定める安全基準の「1ミリシーベルト」を超える被曝にはならず、安全圏です。

それでも、風評被害にはかてず、来客はとても少なく、ゴールデンウィークだというのに、閑散としていました。

それだけに、家内といっしょに行ったのですが、私たちの訪問をとても喜んで款待してくださいました。

建物はマナーハウスをはじめ、どれもびくともしていませんでした。3月11日は大きな揺れだったそうですが、一部調度品が倒れたぐらいだったそうです。建物のほとんどは、イギリスから移築建築されているのですが、日本の大工さんの耐震免震の技術を加えたというだけあって、頑丈にでき、あの巨大地震を耐え抜いたわけです。

ブリティッシュヒルズまでは、東北道を車で走って行ったのですが(道中、車に降りかかる放射性物質は、風で吹き飛びますので、窓を開けなければまったく安全です)、渋滞にいたるところで合いました。しかし、今回の渋滞は、東北を応援する人々による渋滞ですので、気持ちが大変うれしくなった渋滞で苦になりませんでした。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

今春卒業のS君が中学校の制服を着て来校してくれました。きょうはゴールデンウィークの谷間を埋める形で中学校は休校なのだそうですが、わざわざ制服をきて報告にきてくれました。

職員室本部にいた先生方と記念写真。後ろで報告する「ミクニレッスン」の授業も見学してくれました。

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【全校朝会】

1、東日本大震災支援募金

↓ 連休に入る前、児童会が支援募金活動に取り組みましたが、その募金総額が今朝の全校朝会で発表されました。

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  • 総額30万5,138円

特に目標金額を決めず、みんなの志をそのまま受け止めようという主旨で募金活動を行ったのですが、小学生が小遣いのなかから「義損(ぎえん)」するのですから、小学校としては大変な金額だと思います。

なかには、保護者の皆様の応援もあったかと存じます。子供たちの心に灯をつけていただいたことをふくめ、皆様のご理解ご協力に衷心より御礼申し上げます。

募金は東京都私立初等学校協会を通して、日本赤十字社に送られます。本日、さっそく振り込みましたことをご報告します。

↓ 募金の発表をきく児童。どの顔も凛々しい(りりしい)ですね。

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2、運動会応援団結成の呼びかけ

↓ 秋山先生から、5月28日(土)にせまった運動会の応援団結成のことが話されました。ふるって応募して下さい。

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3、校長の話

私のお話では、「立夏と麦秋」について話したあと、昨年度表彰し、本ブログでもご紹介したK君のその後の活躍について、紹介しました。

K君が4年生だった昨年度、テニスの東京大会Uー12の部で5年生と6年生を打ち破って準優勝したことが五島育英会から表彰されたことを紹介したわけですが、その後、なんと金メダルをとってしまったのです。

今年の3月のことでした。

もっと早く紹介したかったのですが、大震災が起きてしまって、大童(おおわらわ)の毎日のなかで、つい話しそびれておったのです。

このように遅れたご紹介になってまことに申し訳ないことでしたが、一年生に、こんなに立派な上級生がいること、K君以外にも都市大小学校には、バレエ、漢字、書、絵画、いろいろな達人(たつじん)がいることを伝え、誇りに思ってほしいこと、そして、自分もそのような立派な小学生になってほしいことを話しました。

それでは、K君の写真と金メダルをご覧ください。 

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↓ 5月6日は、二十四節気の「立夏」です。そして立夏を迎えると、「麦秋(ばくしゅう)」という季節の名でも呼ばれます。夏なのに「秋」とはこれいかに? そのことを教えました。

 

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「麦秋(ばくしゅう)」とはとても美しい日本語ですが、子供たちが理解してくれたかどうか、ご家庭でお聞きになってみてください。

【ミクニレッスン第2講】

 さて、先週につづいて、三國清三シェフによる「心と気持ちが元気になる!ミクニレッスン」の第二講が本日行われました。

きょうは静止画でご覧ください。レモンハーブ(レモンの味がするハーブ)、春菊、大根の三種類の種まきを致しました。 

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↓ きょうの種まきの指導は、京都大学の西辻先生。三國スタッフには錚々(そうそう)たるメンバーがそろっておられます。

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↓ どの種を選ぶか、班のリーダーが三國先生とじゃんけん勝負をして決めるところです。

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↓ 前回植えた種が芽吹いています。

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↑ ところが、芽吹いた葉っぱが赤く変色しています。これは土壌が酸性化しているため。そこで、苦土石灰(くどせっかい)をまいて、アルカリ性にしてやる必要があります。

・・・・・苦土石灰(くどせっかい)・・・宮崎の田舎で両親が少しばかりの農業をやっていたのを手伝ったりしましたので、私には「苦土石灰(くどせっかい)」というのは大変なつかしい響きです。

↓ 種まきのもよう。

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↑ 種は土から栄養をもらって育つから、土の中にしっかり埋める必要がありますが、しかし、深くまいても駄目だということを教わりました。

↓ それは、植物の成長には、お日様の光と熱が大事だからだということを教わりました。深くうめるとお日さまの光が届かないのですね。

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↑ 太陽の光が植物のなかで化学反応を起こす・・・・・「光合成」(こうごうせい)はまだ教わっていない児童ですが、やがて理科で教わる時に、この経験が生きてくるでしょう。

↓ 種まきの最後は例によって水やりです。

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↑ 水やりのときにも、三國先生と西辻先生から、「水たまりができるほど水をやると、種が溺れてしまって呼吸ができなくなるので、ほどほどに水をやりましょう」と教わりました。なるほどなあ、タネが溺れる・・・これは分かりやすい。

きょうは静止画しか撮影しなかったつもりなのですが、新しいデジカメはなぜか、いつの間にか動画のスイッチが入るのです。

↓ いつのまにか撮影されていた動画をどうぞ。意図せぬ動画ですので、横になったりぐるぐるになったり、私が静止画を撮ろうとしてまともな向きになったりと、「とんでも画像」ですが、それはご容赦いただいて、授業の雰囲気をあじわっていただければと思います。

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↓ テレビ放送の予告:

    • 5月8日(日)午後9時54分
      テレビ東京 「ソロモン流」

三國清三シェフを特集した放映ですが、その中で、本校の「ミクニレッスン」も放送されるということです。ぜひ、ご覧いただければと存じます。

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