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ルワンダ共和国駐日大使をお迎えした始業式

(1月7日校長発)

いよいよ三学期の始業です。

本日の始業式は国際的なお客様をお迎えしての特別なセレモニーとなりました。

アフリカ大陸にある高原と山岳の国、ルワンダ共和国から駐日大使として一昨年からお出でになっているアントワーヌ・ムニャカジ・ジュル大使をお迎えしたのです。

私の始業式のごあいさつは大使のご紹介にとどめ、アントワーヌ大使から通訳をふくめて30分ほどの貴重なごあいさつをいただきました。

子供たちも大喜びの気持ちを表して歓迎の意を表し、大使におかれても「とても嬉しい有意義なひとときだった」と、ご満足いただいてルワンダ大使館(〒158-0081 世田谷区深沢1-17-17 アネックス深沢A)にお帰りいただくことができました。

都市大グループの教育理念の一つに「国際社会で活躍する有意な人材の育成」がありますが、どの国の駐日大使であっても、ご本人に直接お運びいただける機会はそうそうあるものではないだけに、平成23年、西暦2011年の幕開けにふさわしい始業式となりました。

    • 本日のアントワーヌ大使のご訪問企画は本校評議員の石井先生のお取り計らいによるもので、通訳も石井評議員様にお願い致しました。記して御礼を申し上げます。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

明日8日の土曜日は1年生、2年生のお餅つきがあります。保護者の皆さま方、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 

【ルワンダ共和国アントワーヌ駐日大使のごあいさつ】

↓ 大使と今回の訪問企画をお取次ぎくださり通訳もしてくださった石井学校評議員さんにステージにお座りいただきました。演壇にはアフリカ大陸におけるルワンダ共和国の位置を示す地図を貼り、大使のお名前を表示しました。

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↓ 校長挨拶を大使に通訳される石井学校評議員さん。

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 ↑ ルワンダは長い内戦など塗炭(とたん)の苦しみを味わってきた国ですが、10年ほど前にそれらを克服し、いまは世界で一番平和で国民融和が進んでいる国を自負していること、ほかのアフリカ諸国とちがって観光客が夜一人歩きをしても安全な国になっていること、また、アフリカは人類の故郷と言われること(人類ホモサピエンスが誕生したのはアフリカのビクトリア湖のほとりで、そこから全世界に人類は散らばり、いまのような多様な人種に分かれたこと、そして、「21世紀はアフリカの世紀」という方が多いことなどを、私は児童にお話したのですが、それらを克明に通訳していただきました。

 ↓ そして、いよいよ大使ご本人にご登壇いただいてお話たまわりました。

 「あけましておめでとうございます」と冒頭、日本語でごあいさつしてくださいました。

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 大使は日本滞在14ヶ月ということで、まだ日本語は思うに任せないそうです。最初の年始挨拶からあとは英語でお話なさったのですが、オランダ留学やコンゴ共和国での生活などをなさっているため、数ヶ国語に通じておられるといいます。

 スピーチの途中、「私は昨日が誕生日でした」と言われると、全児童から一斉に拍手が沸き起こりましたが、そのあと続けて「そこで問題です。私は1953年生まれなのですが、私はいま何歳でしょうか?」と子供たちにおたずねになりました。

 子供たちが一斉に手をあげるなか、大使から最初に指された子は「53歳です」と答え、二人目が「57歳」、三人目に答えた子が「58歳です」と答えました。今年の誕生日を迎えておられるので、正解は「58歳」。 

 ↓ 正解の児童をステージに招かれて、大使の名刺をお渡しになりました。それを見ていたQ先生「私も欲しいなあ」と言っておりました(笑)。

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 わずかにはずした子も含め、短時間に四ケタの暗算をした本校児童を大使はとても誉めてくださいました。ルワンダは日本の四国の1.5倍という小さな国で資源がほとんどないため、国力は人材育成によるほかないのだそうです。そういうことで、日本の小学校視察を希望なさったわけですが、ぜひ本校にルワンダの学校と交流してほしいと申しこまれました。

↓ 次の写真は、マウンテンゴリラの赤ちゃんの写真。

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↑ ルワンダはマウンテンゴリラ生息地を国立公園にして保護し、同地ではマウンテンゴリラが家族で生活する様子を見ることができるそうですが、一日の立ち入りを50人ほどに制限して、マウンテンゴリラを守っているそうです。

↓ 次の写真は、ギブ湖という湖の写真。日本的な風景ですね。ルワンダの名高い湖だそうです。

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 ↑ ルワンダは赤道直下の国ですが、標高1500mを超える高地にあるため、気温が一年を通して25℃という温暖な風土だそうです。それで「アフリカのスイス」と呼ばれるほど風光明媚な地形だといいます。

 ↓ お土産をご持参くださいました。全校児童会長にお渡しいただきました。

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↑ 学校玄関に飾りつけましたので、ご来校のおり、ご覧ください。女性による手作りの民芸品で、壁等にかける飾りものだそうです。ピースバスケットというそうですが、ルワンダ語では、アガセチェと呼ぶそうです。大使、ありがとうございました。

 最後に、とっておきのものを見せていただきました。

↓ 大使が新年書き初めとしてお書きになった習字。初めての書体験だそうです。お上手ですね。 

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↓ 以下は、本日の児童達の模様を掲載しておきます。大使が「私の話をきいてルワンダに来たいと思った人はいますか?」と尋ねられたのにたいして、ほとんどの子が 「はい」 「はい」 と手をあげていました。子供を取り巻く私ども教員もとても幸せな気持ちになりました。

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 以上でご報告を終わりますが、アントワーヌ大使様、本日はまことにありがとうございました。

 児童にとって思わぬ国際体験となったことと存じます。

 心より御礼申し上げ、今後のルワンダ共和国の発展を祈り、日本とルワンダの末永い友好関係をお誓いしたいと存じます。

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