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大地震と「平心応物」/夏休み生活展(42)

(1月17日校長発)

    • 緊急告知

      3年桜組についてインフルエンザによる学級閉鎖を次のように行います

       1月18日(火)から20日(木)の三日間

      都市大グループにおいては二件目の「閉鎖」となります。3桜組は、インフルエンザ罹患者と発熱者等を合わせると2割ちかい人数にのぼっております。各ご家庭におかれては厳重な警戒をなさってください。特に6年生のご家庭は入試前ですので警戒が必要です。

さて、16年前の今日、阪神淡路大震災が起きました。

犠牲者の方々の追悼行事がいろいろと開かれ、震災対策について考える催しも開かれるときいています。

本日の全校朝会では、そのことを話題に致しました。

また、インフルエンザが流行しております。全校朝会で児童会長より発表された今月の生活目標は、

 手洗いと うがいで追い出す バイバイ菌

ということでした。

 タイムリーというだけでなく、文句もなかなかおもしろい標語です。

 バイバイ菌というところが、「バイバイ(さようなら)」と「バイ菌」掛け言葉になっておりますが、これは1年生向けに6年生が考え出したものだそうです。なかなか良いですね。

 

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

【全校朝会】

↓ 児童会の生活目標を発表する児童会長

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↑ 「手洗いと うがいで追い出す バイバイ菌」という目標を発表したあと、

児童会長のM君は、「皆さんはいつでも手洗いができるようにハンカチをポケットにいつも入れていますか。入れている人は手に持ってあげてください」

と呼びかけました。

↓ 一斉にポケットから出して掲げる子供たちです。なかなかポケットから出せずに立ち上がって出す子も多くいました。 ほとんどの子が持参しており、感心しました。

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↑ この場に持ってきていない子は、ランドセルに入れたりしているようで、

 児童会長は、「ランドセルに入れている人は、ポケットに入れるようにしましょう」と念を押していました。さすがですね。

さて、それでは校長の話にうつります。

最初に、1995年1月17日と大正時代の1923年9月1日の日付をしめして、これは何の日かをたずねましたところ、一年生をふくめて、大勢から「阪神大震災」と「関東大震災」という答えが正しくかえってきました。 

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↑ 神戸で働いていた私の友人が阪神大震災を実際に体験しているのですが、その日、5時過ぎに起きて歯磨きをしていたところ、下から突き上げる震動があり、本当に体が宙に浮いたそうです。それからは何が起きているのかまったくわからない状態がしばらく続いたそうで、あんな体験は二度としたくないと言っております。

ただ、どんなに大変な状態でも、気をとりみだしては駄目だと言っておりました。友人は気をとりみだしてしまったそうですが、でも、早く落ち着いて避難場所のことや会社へ行こうかどうしようかということを落ち着いて考えたりするようにしたと言っております。

それで、紹介した言葉が、3年生の競書会で学んだ「平心応物」(へいしんおうぶつ)という言葉。 直訳すれば、「平らな心で物事に応ずる」ということですが、要するに、いつでも平常心を保って行動するという意味です。

朝会が終わったあと、この「平心応物」を書いて私に読み方と意味を教えてくれた子が、私のところにやってきて、「校長先生、私の字を紹介していただいて、ありがとうございました」といってくれるではありませんか。

この礼儀正しさに大変感動しました。都市大っ子は本当に素晴らしい。

↓ お返しに記念写真を撮影致しました。

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    •  お詫び:校長講話のなかで、「3年生以上の競書会」という表現をして、1年生と2年生を除外した言い方をしてしまいました。毛筆競書会が3年生以上で、1年生と2年生も硬筆で競書会をしております。1年生と2年生の皆さん、ごめんなさいね。  

【夏休み生活展(42)】

久しぶりの、本年に入ってはじめての夏休み生活展作品の紹介です。

作品第76:パン作り

実際にパンを作って写真に収め、解説記事を書いた発表です。3年生。

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↓ 文章も読めるように撮影しましたのでご覧ください。

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↓ 一次発酵(いちじはっこう)や二次発酵ということや、それぞれの段階で要した時間も記録してあります。  

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 この発表の偉いところは、イースト菌だけで満足せず、ほかの作り方にも挑戦しているところです。

↓ 自家製酵母(こうぼ)を作っています。

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↓ それが失敗したということで、その理由を分析(ぶんせき)し、再チャレンジしています。失敗したところまで丁寧に記録して報告書を書くという姿勢がとても良いですね。<研究>の名に値します。

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↓ さらにはレーズン酵母でも挑戦。

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↓ フランスパンにも挑戦。

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↑ 以上ですが、写真をみるだけでも、とても美味しそうですよね。

作品第77:世田谷清掃工場について

学校からも大変近い砧公園に隣接して世田谷清掃工場がありますが、そこに実際に行っての調べ学習です。これも3年生の発表。

 

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↓ 清掃工場の様子を克明に図解で表してくれました。

 清掃工場が用意した図解があるはずですが、それを張り付けてよしとするのではなく、自分の手で書こうという志が良いですね。しかもフリーハンド。味わいがあります。

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↑ よく読めないでしょうが、少し解説しておきますと、左下にゴミ収集車からゴミを落としているところが描かれているのが分かると思います。これを燃やして、スラブになる(右端)までの工程を描いた図が上の絵なのです。

 スラブとは・・・一番上に書いてあるのですが、そのままここに写します。・・・・「1,200℃以上の高温で熱しとかして固めてできる。砂に似たものである。コンクリートの中に使われる。道路工事に使われる。」と書いてあります。

 また中央部分、黄色や赤色をつけてある半円状のものは「灰溶融炉」(はいようゆうろ)というものだそうです。ゴミを溶かすもので、底が厚さ40cmのレンガでできていると書いてあります。

 ここから鉄、アルミニウム、レアメタルなどが融出(ゆうしゅつ・・・溶け出す)してくるのだそうです。レアメタル!ですよ。レアメタルの箇所には波線がひいてあり、「けいたい電話のぶひん」と説明してあります。

 いやあ勉強になりました。

↓ そして、最後のページに、「親子見学会修了証書」が貼ってありました。ここにはった写真はわずか三枚ですが、実に中身の濃い発表だったと思います。

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