「校長先生、シャッターチャンス、シャッターチャンスですよ」
(11月9日校長発)
今日は、出勤するなり、また校長室で執務したりしているなかで、飛び入りの出来事が三つもあった日でした。
- 「お蚕さんが死んじゃう。校長先生、教室に来てください」
- 「校長先生、シャッターチャンスです。すぐ1年生のところに来てください」
- 「校長先生、今、校庭の土がまい上がって・・・すごいですよ」
以上、いずれも児童が私のところへ飛んできて発したことばです。
(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)
上記 1,2,3 について、写真もまじえながら順番にお話していきます。
1、「お蚕さんが死んじゃう。校長先生、教室に来てください」
出勤して玄関に到着するとすぐ、2年生が大挙して私に訴えるではありませんか。
「校長先生、お蚕さんが死んじゃうんです。口から糸を吐いていて、それが詰まっちゃって息ができなくなって、なんとかしてあげなくちゃ可哀そう」
と言うのです。
2年生がお蚕体験をやっていることは以前に報告しましたように知っているのですが、糸を口に詰まらせる・・・? 蚕は糸を吐いてなんぼのものだが、はてさて・・・糸を吐いたのをまた飲み込んでいる?そんなバカな・・・どうにも私は意味がわからず、
朝の会の前で先生たちが忙しいことを知っていながら、
「担任の古屋先生や大坪先生にお話しなさい」
と言って逃げようとしたのですが(ずるい・・・笑)、
「先生たちが見つからないから、校長先生に話しているんですーー」
うーん、そうか・・・でもね、
「教頭先生がよくお分かりになるはずだから、職員室の教頭先生に行きなさい」
と教頭先生にバトンを渡しました(やっぱりずるい校長だなあ・・・汗)。
そうしたら、しばらくして、古屋先生が校長室にやってきて、
「校長先生、お蚕が繭玉(まゆだま)を作り始めていますので、カメラにおさめませんか」
と言ってこられました。
「さっき、子供がお蚕さんが死んじゃうとか言っていたけど・・・」
「子供たちは初めて糸を吐くお蚕を見たのでびっくりしただけです。」
ということでした。それで安心して(?)写真を撮りに行きました。
↓ 糸を吐き始めたお蚕は仕切られた箱に一つずつ移してあげます。
↓ 糸をどんどん吐いて繭玉つくりに精を出すお蚕たち。
2年生の皆さん、すぐに飛んで行かなかった校長でごめんなさい。
2、「校長先生、シャッターチャンスです。すぐ1年生のところに来てください」
5時間目。6ねんせいのM君が「シャッターチャンスです。1年生のところに来てください」と教えてくれました。このM君、先日、下級生のことを「若いものが・・・」と言った子。私にいろいろ教えてくれて、実にたのもしい。
なんだろうと駆け付けると、1年生教室から校庭に出るところで、英語科のアレックス先生が大きなカボチャをくりぬいているところでした。1年生がみんな、それを見ています。
英語科の永井先生、友田先生もいっしょ。英語の授業を延長してハローウィンのかぼちゃ提灯を作っているところでした。
先生に聞いたところでは、今年は音楽発表会の練習などとかちあったために、ハローウィンに間に合うようには作れなかったとのことで、今、こうして作って見せているのだといいます。
毎年恒例のことですが、遅れても今年もしっかりと体験させてくれる配慮が嬉しいですね。かぼちゃは永井先生や友田先生が調達してくださったとのこと。ありがとうございます。
↓ アレックス先生が頑張ってくりぬいておられます。
↓ 子供の力でも種を取り出せるぐらいになったところで、希望者に「やってみたい人、並んで」と、実際にくりぬき体験をさせてもらいました。
↓ 完成品は昇降口に飾ってくださいました。いやあ見事ですね。ご来校の機会があれば保護者の皆様もご覧ください。
3、「校長先生、今、校庭の土が舞い上がって・・・すごいですよ」
今日は風の強い日でした。こんな日でも子供たちは元気です。本当に風の子ですね。土がまい上がろうがなんだろうが校庭で遊びますが、ある児童が小さな竜巻のように舞い上がっていると教えに来てくれました。
竜巻というかつむじ風をうまく撮れませんでした。下の写真、右側のほうに付け加えたのがかろうじてそれと分かるでしょうか。
本校は以前から土のグランドで乾燥時には砂埃りが舞い上がることに頭をいためておりました。しかし人工芝よりは土のグラウンドの良さを捨てがたく、土のままにしつつも、昨年校舎新築時に強風対策をとり、粘りのある土を導入致しました。
ところが、それでもご覧のように風が強いと土が舞いあがってしまいます。やはり散水して風対策をしなければならないと考えています。
↓ 砂の舞い上がり具合をみるために外に出ると、子供たちがなにやら大きな葉っぱを一抱えも二抱えも運んでいます。ああ、昨日の2年生の里イモ掘りだなあと思ったら、葉っぱが全然違います。
↓ 校庭の隅っこにいっぱいあったんですと話してくれました。
↑ 調べてみましたら、校庭南側に植えてある「桐」(きり)の落葉でした。
本校の校章は、ご存じのように「桐」の紋章です。創設者五島慶太翁の家紋をかたどったものです。それで南側一列に「桐」を植えてありますが、それが落葉したというわけです。
↓ 写真の青枠の木が「桐」です。
↑↓ 上の写真を撮るために夕刻、校庭に出ましたら、上弦の月をおがむことができました。赤マルの中です。下に拡大しましたのでご覧ください。三日月ですね。暦で調べたら正確には四日月でした。新月から四日目。
↓ 砂場で富士山を作っている子がいました。横の男子はちゃっかり横入りしたN君。
↓ 縄跳びができるようになったといって披露してくれた子もいました。
↓ 「校長先生、僕も撮ってくださいや」とポーズを決めてくれた子。実際は、「撮ってくださいや」などと時代がかったことばづかいはしていないですよ(笑)。でも、そういうように書きたくなるポーズです。末は大臣かな?頑張ってほしい。
↓ 「私たちも写してください」と仲良し三人娘。その後ろに上の「未来の大臣」が顔をのぞかせていますよ。
↓ 私たちも!と。渡辺先生を巻き込んでポーズ。
いや、校庭に出ると本当に楽しいですけど、毎日これをやっていると他のシリーズ写真が掲載できなくなるなあ・・・・・・