折り句(2)/砂場で砂鉄/夏休み生活展(24)
(11月26日校長発)
「感謝のつどい」から一日があけました。
みんな、昨日はお疲れ様でした。心地よい疲れでぐっすりと眠れ、さぞや気持のよい目覚めだったと思います。
さて、先日、「としだいしようがつこう(都市大小学校)」の折り句を掲載しましたが、略称だけでなく、正式名称の「とうきようとしだいがくふぞくしようがつこう」でも作ってほしいという声がありました。確かにおっしゃるとおりです。下手な歌なのに、もっと作ってよと言われるのはうれしいものです。それで、作ってみました。
- 各行先頭の文字だけを縦に読むと「東京都市大学付属小学校」となります。
とおくをみつめて (遠くを見つめて)
うたをうたおう (歌をうたおう)
きみたちのこころに (君たちの心に)
よろこびあふれ (喜びあふれ)
うつくしきしらべが (美しき調べが)
とこしえにわたる (永久にわたる)
しいかの (詩歌の)
たえなるひびき (妙なる響き)
いついつまでも (いついつまでも)
かろやかにわたりゆく (軽やかにわたりゆく)
くもがながれ (雲が流れ)
ふじやまが (富士山が)
そびえるけしきを (そびえる景色を)
くもりなきまなこと (曇りなき眼と)
しんしなこころで (真摯な心で)
よくみつめるこらは (よく見つめる子らは)
うみのむこうまで (海の向こうまで)
かけゆくゆめを (駆け行く夢を)
つまずくことなく (つまずくことなく)
こんしんのちからをこめて (渾身の力をこめて)
うみはぐくむことだろう (生み育むことだろう)
(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)
【校庭の砂場で集めた砂鉄】
もう一週間ほど前になります。玄関で二人の男児が「校長先生!これは何でしょう?」といいながら手を差し出してきました。二人の手にはビニル袋が握られています。
↓ さて何だろうな?と思いましたが、ちょっと見にはわかりません。
二人が、
「これは砂鉄です」
というではありませんか。
えっ、どこで集めたの?
「校庭の砂場です」
とのこと。へえと思いました。私も小学校時代、磁石を手にして以来、砂鉄集めをしたものです。
最初は磁石をいきなり砂場に突っ込んだものだから、砂鉄が磁石に直接くっついてしまって、全部がとることができず、兄にしこたま馬鹿にされたり怒られたりしたことを思い出しました。
↓ しかし、この二人はそこをよくわきまえて、下の拡大写真をご覧になるとわかりますが、磁石にはくっつけていません。大したものです。
「さてつ」ちがいですが、私らの若い頃、石川達三という作家があらわした「青春の蹉跌」(せいしゅんのさてつ)という小説がベストセラーになりました。
こちらの「蹉跌」は「つまづくこと」ですから、上の二人の好男子には似合わないことですが、「さてつ」というと私は「青春の蹉跌」という小説を思い出すのです。 じつに甘く、しかしとてつもなく、にがく苦しい味わいの小説です。
二人の好男児が私に、子供時代に兄に怒られたことと、漢字違いながら青春の一ページを思い出させてくれました。
【夏休み生活展(24)】
作品第43:こものやさん(小物屋さん)
優秀賞を射止めた作品。5人分ぐらいの作品量がありますが、どれもが実に丁寧に作られています。実際に「小物屋」さんを開店できそうな作品に仕上がっています。
せっかくですから、一つずつ見ていきたいと思いますが、
↓ 子犬三匹の手芸。犬種はマルチーズというのでしょうか。私にはよくわからない、ごめんなさい。
↓ コースター。色とりどりに、見えているだけで8枚も作ってあります。毛糸製なのでウィスキーグラスからおちる水滴をよく吸い取ってくれるでしょうね。あ、ジュースかもしれませんね(笑)
↓ ミサンガ。腕や足くびに巻きつけるアクセサリー。ハンカチ大の布で作った大きなものから刺繍糸によって作った細いものまで、これもたくさん作ってあります。
↓ 巾着袋(きんちゃく袋)。
↓ 根付(ねつけ)。上の巾着もそうですが、この根付も日本に古くからある伝統工芸ですね。
昔は印籠などの飾りにつけたものです。
↓ 根付を拡大してみました。一つのほうは、ビー玉の輝きがよくわかります。
↓ もうひとつは三角形を四つ組み合わせた三角錐(さんかくすい)や球の根付で、紐の下には金色の飾りも。
↓ ポケットティッシュ入れ。犬さんの絵があしらってあります。
タオル地ハンカチで作ったポーチ。柔らかそうですね。
ここまで紹介してきて、私はお店を一周した気分になりました。