なにごとも1,000時間@始業式校長講話
(9月7日校長発)
「おーいお茶」新俳句大賞の入選者の作品の掲載はもう少しお待ちいただいて、きょうは、始業式で私がお話したことを掲載いたします。
「何事も1,000時間」と題してお話いたしました。
「継続は力なり」という古くからある有名な言葉を具体的にいったことばです。単に「継続しなさい」というのでは心が折れそうになることがあっても、「合計1,000時間になるまで頑張りなさい」と言われると、数値目標として明確ですから頑張れます。
この言葉を知ったのは数年前のことですが、私は英語リスニング(ヒアリング)の訓練で実感しています。
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【なにごとも1,000時間@校長のお話】
おはようございます。
夏休みがとうとう終わりましたが、大きな事故をきくこともなく、皆さんの元気な顔と姿を見ることができて、とても嬉しく思います。
(中略)
これからスポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋といろいろな秋をむかえますが、今年はまだまだ残暑が厳しく続くようで、秋がやってくるのはずっと先のようですので、熱中症をはじめ暑さ対策には十分気をつけましょうね。
さて、皆さん、
こういう言葉を知っていますか。
「継続は○なり」
この○に入るのはなんでしょうか?
そうです。「力」ですね。・・・(※注 ここで「力」という文字をボードに貼り加えました)
「継続は力なり」です。
どういう意味か知っていますか?
そうですね、何事も継続していれば必ずものになる、あきらめたり投げやりになったりしないで頑張り続ければ、必ず良い結果を生み出すことができるという意味です。
この反対語は何でしょうか。
そう「三日坊主」ですね。
最初は意気込んでやるけど長続きしないで、結局三日ぐらいしかもたなかったという意味ですね。
「三日坊主」じゃあいけないです。「継続は力」でいきましょう。
関連して、「なにごとも1,000時間」という言葉を教えておきます。
これは、「継続は力なり」をもっと具体的にいった言葉です。
英語の勉強でも、スポーツでも、おけいこ事でも、どんなことでも1,000時間の練習や勉強を積んだら、それなりの力が身につくという意味です。
1,000時間といったら、
1日1時間=1,000日=およそ3年
1日3時間= 333日=およそ1年
になります。
たとえば、バッティングの素振りを毎日1時間ずつ一生懸命に繰り返したら、3年たったら、人より優れたバッターになれるということです。
英語のCDを毎日1時間聴き続けたら、3年で英会話の英語をしっかり聞き分けられるようになるといいます。
1日に3時間のバッティング素振りをする人は1年たったら、かなり上達したバッターになれるというのです。
ひとつのことに、1日3時間取り組むというのはいろんなことをいっぱいやらなければならないみなさんには難しいことでしょうが、1日1時間はやろうと思えばできなくはないと思います。
なんだったら1日30分でも良いのです。1日30分ならば6年間で1,000時間になります。小学生の皆さんに6年間といったら気が遠くなる年数かもしれないけれども、過ごしてみればあっという間です。
実は私も、英語のテープやCDを毎日30分聞き続けています。もう10年になります。ただ、年もとってきているし、良くないことにときどきさぼりますので、なかなか上達しないのですが、でも、最初のころ、まったく聞き取れなかった英語が今は聞き取れるようになってきて、うれしく思うことがよくあります。
皆さん、一つのことに取り組むときは、絶対にあきらめないで、三日坊主にならないで、継続して地道にやりつづける人になりましょう。練習などに取り組んだ時間が合計1,000時間になるまではぜったいにあきらめないで頑張りましょう。
そうすれば、必ず夢は実現します。
以上です。