教科の特色
【国語科】
国語科では、「お互いに意見を交わし合い、読みとりを深めあえる子」というテーマで研究を進めています。作品に対して、まず自分なりの意見を持ち、お友達と意見を交換することで、自分の読みを深めることを目指しています。
また、自分の考えを明確化するために、低学年では吹き出しや絵を使ったり、中学年ではワークシートに文章で表して、考えの交換を行ったりしています。それが、高学年での深い読みとりへとつながっていくと考えています。
【算数科】
算数科では、昨年度から「問題解決に必要なことがらを抽出し、算数的な表現(絵や図)におきかえる力」を研究テーマとして、テープ図・線分図を活用した授業づくりに取り組んでいます。さらに、受験に対応できる力を育むため、5年生からは、学年を4クラスに分けた習熟度別学習を行っています。進度は同じでも、深度(深み)が異なった少人数制のきめ細やかな指導で、一人一人の力を伸ばしています。
【英語科】
Ⅰ.指導の柱
* 英語運用能力の育成
→知っている限りの英語を使って何とかコミュニケーションを図れる力、また図ろうとする積極的な態度を育成す
る。
* 異文化対応能力の育成
→自分と異なるものを受け入れ、異文化・異言語に対する寛容な心を育てる。
Ⅱ.指導体制
*1年・2年:週2回一斉授業。1回は日本人講師と外国人講師とのティームティーチング、1回は日本人講師が
担当。
*3年~6年:週1回。1クラス20人の少人数クラスに分け、日本人講師が担当し、隔週で外国人講師とのティーム
ティーチングを行う。
Ⅲ.各学年の指導目標と主な使用教材
【理科】
理科室には、多くの実験ができる実験室とその実験室と空間続きで講義形式の授業ができる教室があります。授業時数は各学年3時間で、そのうちの2時間は必ず実験を使い、多くの実験・観察などを行っています。残りの1時間もできるだけ実験等を行えるように時間割を作成し、実験室および講義形式の教室を有効利用しています。児童の多くは実験を楽しみにしており、積極的に取り組み学習しています。科学的な見方・考え方が身につくよう、常に努力しています。
【社会科】
社会科で大切にしていること、それは、社会の一員として自分たちに何ができるかを常に考えることです。昨年度の研究授業では、5年生の歴史の授業で「遣唐使」について取りあげました。歴史的事象をただ単に覚えるのではなく、社会の一員として、先人たちの業績を深く考える授業を展開しました。覚えておきたいポイントをしっかりと押さえながら、調べ学習に力を入れ、社会で起こる様々なできごとについて考えられる子を育てたいと考えています。
【体育科】
学習指導要領に準拠しながらも、本校独自のカリキュラムで授業が展開されているので、文部科学省の定める授業時数よりも多く、成長期の子どもに体力・運動能力を育む一役を担っています。施設も充実し、冷暖房完備のアリーナ、水深を調節できるプール、水はけがよく柔らかい地面のグラウンドなどが、子どもたちのやる気を一層引き起こします。また、1年生から専科教員による指導なので、新体力テストをはじめ、各種のデータが1〜6年まで記録され、子どもたち一人一人の成長が一目で判るようになっています。
【体験科】
それは、子どもたちが自然とふれあい、とけこむ時間。そして、たくさんの「気づき」を得る時間です。美しいものを見て美しいと感じ、新しいものや未知なるものにふれたときの感激、感動を大切にできる子どもたちを育てたいと考えています。本校では、1・2年生において「体験」の時間を設け、春には学校探検、学校周辺のお散歩や梅シロップを作り、夏には牛乳パックの船作りやお蚕様の飼育、秋にはいも汁パーティや稲刈り、そして冬にはお店屋さんごっこやおもちつきパーティなど、一年を通じて様々な行事を予定しています。たくさんの「体験」を通し、たくさんの生き生きとした子どもの「笑顔」に出会える時間を大切にしています。