【校長配信その8】NHK for school よりビデオ(学年別)
(校長発:令和2年4月23日木曜) 晴れ
明日のブログはお休みします。
下表は、昨日までの東京都の日別新感染者のグラフです。赤は日曜日。昨日も書いたように油断は禁物ですが、先週より増え方がいくらか収まっているように見えます。緊急事態宣言から昨日で二週間。宣言による人々の行動変容の結果が少しは表れ始めたのかどうか、気になるところです。
本校教員も全員、明日から三日間在宅としますが、人々の行動変容がいっそう進んで、来週の新たな感染者数が激減することを祈っております。すでに三週間、私も車で通勤する以外はほとんど在宅です。
明日、私が在宅とすることを考慮にいれて、各学年とも複数のビデオをアップします。
他学年のものもご覧になってください。1年生のところにあげたカブトムシのビデオは、6年生が見ても見ごたえがあるはずです。逆に、1年生でも3年生までのや5年生の英語は楽しめるはずです。
1年生
1本目は、昨日に続いて、ものがたりビデオです。今日は「きんたろう」。昨日の「ももたろう」は架空の人物ですが、きんたろうは実在します。坂田金時という平安時代の武士の子供時代の名前です。源頼光(みなもとのよりみつ)という武将の家来になります。源頼光は清和天皇の5代目の子孫です。(ひ孫の子=やしゃごといいますね) 昔は天皇の子孫が皇族をやめるとき、源氏や平氏の姓をもらって武士の棟梁(とうりょう)となっていきました。こういう話は、1年生には難しいかもしれませんが、お話してあげると、意外に大きくなってからも覚えているものです。どうぞ、お話ください。
ものがたりをきく(きんたろう)
2本目は、生き物観察。カブトムシ探検です。とても楽しくカブトムシが観察できます。途中、アマガエルも出てきます。その画面に、アマガエルを触ったら必ず手をあらいましょうのテロップが出ています。アマガエルの皮膚には毒があるからです。でも私たちも子供の頃はアマガエル大好きで、しょっちゅう手に取っていました。洗わない手で目、鼻、口を触らなければ大丈夫です、コロナウイルス予防と一緒ですね。
ものすごい図鑑を持って、さあ森へ! カブトムシ探検隊
2年生
1本目と2本目(同じ行にあります)・・・それぞれ、たったの50秒。担任の先生からのビデオメッセージにあった、箱を作る問題と四角形しきつめの問題です。みたら、それぞれ、紙をきりぬいて箱を作ったり、算数セットのおはじきなどで良いからいろいろな形を作ったりしてみましょう。
算数 おなじ箱になるのはどれ? 算数 四角形のしきつめ
3本目も算数のビデオ。さんすう犬ワンが出てきます。
なんばんめ?順番
3年生
1本目は、4年生になったら見学に行く消防署に関するビデオです。本校では成城消防署にお世話になります。ここでご覧に入れるのは、消防活動のことと合わせて、地図というものに関するお勉強。
消防署
2本目は理科。 3年生の理科では生き物のことを詳しく勉強します。化石は大昔に生きていた生き物です。大昔に思いを馳せながら見てください。
4年生
はじめは、国語の言語活動のビデオです。意見を言うことの大切さを学ぶビデオですから、学校生活のいろいろな場面に応用できます。後半にはなぜかクラゲの話も出てきます。
意見を言おう
次に、理科のビデオです。今年あたらしく理科担当となった水野先生のビデオで百葉箱のお話がありましたね。百葉箱は一日の気温の変化を書き留めてくれる大切なもの。晴れ、曇り、雨の日では気温の変化にどういう違いが出てくるのかについてお話がありました。覚えていますか?
このビデオは、春の一日の変化についてです。
春の一日の変化
5年生
1本目は、ものがたりを聞くビデオですが、5年生でも、ちょっとむずかしいかな。むかしの言葉で語られるからです。でも、そのあと、今のことばでも話されますので、どうぞチャレンジしてください。むかしの言葉にも意外と分かるところもあるはずです。 むかしの言葉(古語)で語られたところで止めて、どういうことか親子で話し合ってから、先にすすむのもおもしろいかもしれません。 ことばというものの変化を感じるだけでも中学校で習う古文の早い予習となるでしょう。
かぐやひめ(竹取物語)
2本目は英語です。小学生がインドからやってくるお友だちをどのように おもてなししようか話し合います。英語にチャレンジしてください。
インドの人が好きな食べ物を調べよ!
6年生
国語です。かつ歴史の勉強にもなります。きょうも中学校向けの教材。本校6年生にはNHK for school の6年生教材は軽い気がするものですから中学校向け教材を選んでいます。少し難しくてもチャレンジしてください。しかも、今日のは、中学入試にもよく出される小説、芥川龍之介の羅生門(らしょうもん)。
人間心理の勉強や文章表現の勉強にもなります。意味のわからない言葉や漢字が出てきたら、そこで止めて、辞書で調べるというようにして勉強してください。そうして見ていくと、10分のビデオですが、ゆうに一時間を超えることになるでしょう。そして最後まで見おわったときには、ちょっと大人に近づいた自分を発見することになると思いますよ。頑張ってチャレンジしてください。
ビデオの最後に、芥川龍之介が初版本の最後の文章を書きかえたという話が紹介されています。ここで私から問題です。芥川龍之介は、なぜ書きかえたのでしょうか?自分の頭で一生懸命かんがえてみてください。自分の思いついた回答をすべて書き出して、おうちの人にも協力してもらって話し合ってみてください。正解はありません。しかし、深い思考をすることによって、中学入試に立ち向かう実力がやしなわれるはずです。
2本目は算数。素数(そすう)の話です。2、3、5、7、11、13、17・・・のように、1かその数字以外では割り切れない数のことを素数といいます。上の数字は全部、1とその数だけでしか割り切れませんよね。こういう数字が素数です。これ以上割り切れない「数の元素」だから「素数」と言われます。
すべての数は(数字と考えた方が分かりやすいかな)、素数の掛け算で表すことができます。
素数は無限にあることが証明されています。でも、素数と言うのは簡単なようで、とても難しい数です。数学者のなかには「素数」の研究にとりつかれて一生を終わる人もいるそうです。
↓ それではなぞ解きに挑戦してみてください。
謎の暗号を解読せよ「素数の話」
本日の記事は以上です。
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