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〇Zoom全校朝会(スペイン風邪と新型コロナの流行比較)・・スペイン風邪のときには予防対策に手洗いがなかった。 〇6年卒対委員会

(校長発:令和2年7月20日月曜) 晴れ 

※きょうも6年生卒対委員会のお母さま方がご来校活動してくださいました。ありがとうございました。

もう早くも7月下旬を迎えました。本来でしたら、今日がSVセレモニー(サマーバケーションセレモニー)の日で、明日から夏休みに入るはずでした。今年の夏休みは8月1日までおあずけということになりましたが、熱中症対策と感染予防対策をしっかりやりつつ、今少し頑張って登校しましょう。

【Zoom月曜全校朝会(スペイン風邪と新型コロナウイルスの流行比較)】
【スペイン風邪のときには予防対策に手洗いがなかった。】
今日の全校朝会もZoomで行いました。

私の話では、100年前のスペイン風邪流行と、現在の新型コロナウイルス流行の違いについて話しました。(日本の場合)

  • 感染者が100年前は人口の半分近く43%に上っているのに、今回は人口の2%であること。
  • 死亡者は100年前が45万人なのに、今回は985人であること。
  • 今回はまだまだ続きそうなので、今の時点の比較は意味がないように思われますが、
  • 死亡率が100年前は0.8%で今回の0.03%の30倍近い高さであることを考えると、
  • スペイン風邪の方がはるかに猛威をふるったことが分かります。

ところで、私も最近知ったのですが、スペイン風邪流行のときには、予防対策として「手洗いをしましょう」ということが言われていないのです。その他の対策は、現在の新型コロナに対するのとほぼ同じことが言われているのにです。・・・マスク、密を避ける、咳エチケット、体の弱い人は特に気を付ける、学校の休校、相撲など興行の自粛、旅行の自粛などが、スペイン風邪の時にも予防対策として言われて実行されています。

しかし、スペイン風邪のときは、「手を洗いましょう」ということは言われませんでした。
これは、当時の医学水準では、流行の原因に、接触感染はなく、飛沫感染が主たる流行の原因と思われていたからだそうです。それに対して、新型コロナは流行の最初から、接触感染が大きな要因だと言われ、手洗い、手指消毒が盛んに推奨されました。

いま、皆さんもしっかり守っていると思います・・・その手洗い、手指消毒が、100年前と大きな違いを生んでいるのかもしれません。もちろん、医療従事者の皆さんが本当に頑張ってくださっていることが最大の要因です。でも、自分の命は自分で守る・・・手洗いや手指消毒はこれからもしっかりやるように、洗っていない手や消毒していない手で顔を絶対にさわらないようにしてください。
以上のことを、もう少し分かりやすい言葉で語りました。

 ↓ 本日の都内新規感染者は168人だそうです。2日続きで200人超えではありませんので、何かホッとするような気持ちが湧いてきそうですが、湧いてはいけませんね。200人超えが異常な数字であり、100人超え(三桁)も以上です。はやく2桁(ふたけた)に戻し、一桁(ひとけた)へとつなげなければなりません。
頑張りましょう。

 ↓ 東京都ホームページ提供グラフ。赤線は本日の168人を私が書き入れたものです。

本日の記事は以上です。

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