12月23日 WVセレモニー
皆さんおはようございます。いよいよ明日からウインターバケイションに入ります。
今年もコロナによる授業短縮や分散登校の影響で、少なくなった授業時間を補うため、冬休みのスタートを遅らせましたが、何よりも全校の皆さんがそろって無事に2021年を終えられたことができて良かったと感じています。
今年もここまでは、新型コロナ感染症に振り回された一年でしたが、夏には東京オリンピック・パラリンピックが開かれ、日本選手団の活躍に日本中は大きな盛り上がりを見せました。その後には大きな感染の流行があり、一時は一日の感染者が全国で25000人を超えるなど、この先我々の生活はどのようになってしまうのだろうと、心配をしていました。
そのような心配の中、昨年との大きな違いはワクチンの接種が始まったことです。
現在は、全国民の78%(9800万人)の方が2回目の接種を終えているという事です。
その成果が表れているのか、感染者が急激に減少し10月末以降は数十人から百人単位で推移しています。お陰様で、本校の行事も再開し始め、久しぶりの宿泊行事ができました。
これから先、コロナについては、新たに世界中ではやり始めた「オミクロン株」ウイルスへの対応として今までと同様に注意と予防をしていきますので、協力をお願いします。
さて、この時期に毎年行われることに、今年1年の特徴を表す「今年の漢字一字」が発表されました。全国から集められた22万3773票の中から1万422票を集めた漢字を、京都の清水寺の貫主さんが大きな筆で書き発表しました。
さあ、今年はなんだってしょうか?皆さんの中にはすでにテレビや新聞などで見た人もいると思います。そうです、金色の「金」一文字に決まりました。「金」は5年ぶり4度目の第1位を獲得したそうです。
選ばれた理由としては、東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が沢山の「金」メダル獲得したこと、そして野球の大谷翔平選手がアメリカ大リーグで活躍し、最高殊勲選手賞(MVP)を満票で受賞するなど、さらにゴルフの松山英樹選手の日本人初のイギリスで行われたマスターズ大会優勝、将棋の藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、世界中で日本人が活躍し、どれもが初めての快挙で「金字塔」打ち立てたということでした。
もう一つは、コロナによる不況で、飲食店への休業支援「金」・給付「金」、子育て世帯を対象とした臨時特別給付「金」の議論、お「金」にまつわる話も数多く話題に上がったことも理由として挙げられたことがその理由となりました。
因みに過去に「金」が選ばれた年の理由を調べてみました。
2000年、シドニーオリンピック・パラリンピックが行われ、マラソンの高橋尚子選手が金メダルを取っています。その他、新500円玉が発行されたり2000円札が出されたりしていました。それから南北朝鮮である韓国の金大中(キンダイチュウ)大統領と、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)書記長が歴史的な会談を行ったりしていました。
2012年は、ロンドンオリンピック・パラリンピックが行われ、日本選手の金メダルラッシュがありました。その他には932年ぶりの金環日食や、今世紀最後となる金星の太陽面の通過がありました。また、東日本大震災の復興予算なども話題なった年でした。金字塔としては、東京スカイツリーが開業した年でした。これはよくないことですが、お年寄りを狙った年金詐欺などが横行したのもこの年あたりからっだという事です。
2016年は、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが行われ、やはり日本選手の金メダルラッシュがありました。その他には政治とお金の問題が取りざたされました。いわゆる政治資金問題ですね。ピコ太郎の金色の衣装も話題となりました。
金字塔としては、イチロー選手の3000本安打が挙げられますね。
こうして見ていくとオリンピック・パラリンピックが行われた年は、「金」が選ばれていました。日本選手の毎回の活躍が多くの人たちに大きな感動を与え、金メダルが記憶として残っているのだという事がわかります。今日は、今年選ばれた「金」の文字をもとに、過去を遡ってみましたが、皆さんも時々過去を振り返って、何があったのか確認してみることも良いと思います。忘れた記憶がよみがえって、次の年の目標への何か新しいヒントがあるかもしれませんね。
それでは、次に皆さんが集まるは、来年2022年1月8日です。この休み中は、「危険な場所に行かない、危険な誘惑に乗らない、危険なことをしない」を全員が守って、次のオープニングセレモニーに元気で集まれることを願っています。
以上で私の話を終わります。
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