6月6日 月曜朝会
皆さんおはようございます。今日は久し振りの朝会です。
4月25日からは、若桐の時間がスタートし3年ぶりの本格的な運動会に向けて各学年とも演技の練習が行われました。そして、先週28日に行われた運動会では、赤組白組とも最後まで接戦を繰り広げ、わずかの差で赤組の優勝となりました。
各学年の演技はコロナの感染を防ぐ工夫が色々なところに見られ、その工夫によりとても安心して観覧することができました。ご来場くださった6年生の保護者もお家で観戦していた5年生以下の保護者の方も安心して見ていてくださったのではないでしょうか。
また、熱中症予防のために全校児童が入れるテントを用意し、水分補給と塩タブレットを配ることができたのも良かったと思います。それでもみんなは演技や応援に夢中になっていましたから暑かったでしょうね。
そして、圧巻は6年生による女子のカラーガードと男子の高跳び箱への挑戦でしたね。公開演技として、短い練習時間の中でよく頑張り、素晴らしい運動会を更に高いものに引き上げてくれました。感動しました。
コロナで色々なことができなかったこの2年間を吹き飛ばす、とても爽やかな思いをさせてもらいました。6年生の皆さんありがとう。
無事に終わった運動会ですが、忘れてならないのは、各学年の演技指導に付きっきりであたってくださった先生方、併せて準備から当日の運営に携わったリーダーの6年生です。協力いただいた多くの皆さん、本当にお疲れさまでした。
今年前半の大きな行事、運動会は大成功でした。
さて、6月と言えば梅雨。間もなく梅雨入りを迎えます。日本ではこの頃から天気が悪くなり、しとしとと雨が降るようになります。
南からの湿り気を含んだ空気に、北の冷たい空気がぶつかり雨の降る範囲が広がっていきます。地域により梅雨に入る時期にずれがありますが、長い期間雨が降り続けます。外に出て遊んだり運動したりができなくなり、なんとなく気持ちが重くなったり出かけるのが億劫になったりしますね。
けれども、この雨が降らないと困ることもあるのです。それは、私たちが毎日食べているお米は、この時期の雨により田んぼの水が満たされて夏に向け大きく育っていくのです。時に雨の少ない「空梅雨」(からつゆ)と言われる時がありますが、この時はお米が獲れずに大変なことになります。また、飲み水の不足にもつながっていきます。ですから梅雨がきてほどほどに雨が降ることは、日本にとっては大切なことなのです。
そのような梅雨ですが、雨の降る日に校庭の木々をじっと見てください。どの木もしっとりと濡れます。「なんだ、ただ濡れているだけか」と見る人もいますが、じっと見てみると、雨に濡れた葉がみずみずしく、とても美しいことに気づくかもしれません。
晴れ渡った5月の日差しや、さやかな風や、目に入る青葉はとても気持ちが良かったですね。しかし、しとしとと降る雨は何故か私たちの心を落ち着かせてくれることも確かです。雨の中に咲く白や青、紫のアジサイの花、霧雨に煙る街並みなど梅雨の季節だからこそ見ることのできる風景でもあります。
日本には、春・夏・秋・冬という四季があります。そのため、四季折々の美しい自然と人々の生活があります。春には桜、夏には花火、秋には紅葉、冬には雪などに代表される景色もありますね。これにより日本人は外国に人に比べ情緒が豊かな国民と言われることもあります。この梅雨の時期に季節の風景を探してみるのもいいですね。皆さん一人ひとりの感性を磨いて心を豊かにしてください。
雨は田畑を潤し、飲料水を確保し、生き物を育て、私たちに季節や情緒を感じさせてくれますが、その反面、降りすぎては大きな災害を引き起こします。毎年のように起こる川の氾濫や洪水に、多くの人の命や財産が失われていきます。自然との共存の難しさを考える季節でもあるのです。
私たちに大切なことは、わが国の美しい自然と人々の生活にもっと関心を持っていくことだと考えます。長い梅雨が明けると眩しい夏がやってきます。そこでの風物にもまた目を向けていきましょう。
それでは、本日のお話を終わります。
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