1月30日 月曜朝会「節分」
皆さんおはようございます。今日も寒かったですね。
風邪など引かずに元気に頑張っていますか?
このところのニュース映像で目にするのが、日本各地の大雪による影響です。電車、高速道路の閉鎖などの交通機関の麻痺や、一般の家庭の水道やガス、電気などがストップして、日常生活に大きな支障がでているというニュースです。
皆さんが住んでいる、東京や神奈川県では、北や日本海側の地域の様な災害級の大雪が降ることはありませんが、それでも一度に雪が10数センチも積もってしまうと、雪国と同じように大変なことになってしまうのは、皆さんもよく分かっていると思います。都市部は雪に弱いので、日本各地で起きていることは私たちの周りでも起こるのだということを理解し、もしものために備えていきましょう。
皆さんのご親戚や、お知り合いの方にもご苦労なさっている方がいらっしゃったら、励ましの連絡などしてあげてくださいね。
さて、もうすぐ節分がやってきます。朝会で「大寒」の話をした時に、古い暦の二十四節気のスタートが「立春」、その前日が「節分」で、暦の上での季節の変わり目であるという事を伝えました。まだ覚えていますか?
節分の「節」は季節の「節」で、「分」は季節を分ける「分」を意味しているのですね。
これが現在の暦でいうと、2月3日ごろになるのです。そして節分が終わると春がスタートするということになるのです。
実は、この節分ですが2月だけではないのです。日本の1年は、春夏秋冬という4つの季節があります。そして、節分は季節の変わり目ということでしたね。と言う事から、季節の変りを表す立春、立夏、立秋、立冬の前日がすべて節分なのです。
しかし、この節分ですが古い昔から言われているのですが、その当時の人たちは現代のような暦などを持ち合わせていませんでした。自然の季節の移り変わり見ながらの暦で生活をしていたので、寒い冬から動物や植物が生まれ活発に動き出す春、立春を一年の初めと考え、その前日の節分を一年の締めくくりとしていたのです。
今現在、2月に唯一慣習として残っている節分の行事ですが、必ず行われるものに豆まきがあります。昔から、冬の節分の時期は寒さが厳しく、天候も変りやすいことから病気になることが多いと考えられていました。そこで、病気や災害を追い払う行事として豆まきが行われらのです。この時にまかれる豆には、鬼や魔物を退治する力が宿っていて、「鬼は外」で鬼を追い出し、「福は内」で幸せの神様がきてくれるように人々は豆をまいたのでした。
節分の日のニュースでも、日本各地で豆まきの様子が映されますから、ぜひ見て欲しいと思います。日本国内でも地域によっては豆まきの仕方にも違いがあったりします。ある地方では鬼は人々の生活を守ってくれる鬼神様としているところもあり、「福は内」「鬼も内」といって豆まきをするそうです。「福は内」だけを言う地域もあるようですね。
今年度は、日本文化教室として、茶道を経験してもらった学年や、歌川広重の東海道五十三次について学んでもらった学年がありましたが、節分の習慣なども同じように日本の文化として、皆さんには関心を持って、進んで学んで欲しいと思っています。
2月3日の節分では、豆まきや恵方巻などそれぞれ家庭での過ごし方があると思いますが、家族みんなで楽しんでくださいね。
それでは、今日の話を終わります。
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