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9月1日(金)地震避難訓練

今日、9月1日の「防災の日」です。

100年前の1923年9月1日に起きた関東大震災に因んで、この日を「防災の日」と制定しました。その時の震災では、地震と火災により10万人もの人命が奪われました。
この時の被害は広範囲に及び、相模湾沿岸では津波でも沢山の人が無くなっています。
しかし、亡くなった方の90%は火災によるものでした。
100年という節目の年ですから、なお一層、災害に対する備えをしっかりと行い、命を守るために知っておかなければならない事など確認をして欲しいと思います。

常にお話していますが、いま私たちが心配しているのが、東京都を含む地域での「首都直下型地震」です。30年以内に70%を超える確率で発生すると予想されています。同じように発生の危険性が言われているのが、南海トラフ地震です。東海、四国地方を震源とする大地震です。こちらも、いつ起こってもおかしくない状況にあります。予想される被害規模は、12年前の東日本大震災を大きく超えると言われています。

そういった状況の中で、いま私たちができることは、大きな地震が発生した時に、自分の居る場所がどういうところなのか、どういう危険があるのかなど、落ち着いて判断する能力と、命を守る行動をとることができるように訓練をしておくことです。
「自分の命は自分で守る」ということを忘れないでください。

発生が学校であったら、先生の指示を良く聞き行動ができますね。校外で発生した時はどうでしょう。その時ために、日頃から使っている登下校路や駅、その他の建物の中や地下鉄の中などで、「もしここで地震が起きたらどうするか」など確認をしておいてください。自分の命を守る知識と行動をしっかり持つことで、被害に遭う確率はグーンと減ります。
万が一、大地震が発生した時には、ニッポン放送(AM1242)では、都内私立学校の在校生の避難状況を知らせてくれますし、東京都と神奈川県の私立学校小中高校では、災害時に、私立児童生徒を受け入れる体制(避難校ネットワーク)が作られています。
また、この時期は台風の被害が多く発生することから、地震への備えは台風への備えにもなります。今日家に帰ったら、地震と台風への備えについて、家族でしっかかりと話し合ってください。

校長 松木 尚

危機管理/安全学習や防災訓練・放射線計測