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3段階の学びコンセプト3段階の学びコンセプト

3段階の学びコンセプト

児童一人ひとりの成長や変化に気づき
「愛情」をもって指導にあたっています

本校の教育の二本柱「高い学力」「豊かな心」の実現には、子どもたちの成長段階に合わせた指導が欠かせません。本校では6年間を2年ごとの3段階に分け、各段階にコンセプトを設定して日々の教育を実践しています。
低学年の2年間は「からだ全体で学ぶ」。6年間の土台をつくる時期として興味を持って学習に取り組めるよう様々なアプローチをしていきます。特に「体験科」の授業では、2年間で20以上のプログラムを実施します。このプログラムを通して芽生える「不思議だな、なぜかな?」といった思いや考え、その疑問を調べる経験が自ら問題を解決する力の素地となっていきます。
中学年の2年間は「ともに学ぶ」。学習の場面、生活の場面で他者の考えを認める素直な心、多様な考え方ができる柔軟な心を育みます。認め合い支え合うことで自信がつき、学習意欲も高まっていきます。
高学年の2年間は「自ら学ぶ」。これまでの小学校生活の集大成として、目標達成のためには何をすべきか自分で考え、進んで学習し、自ら問題を解決する力を養います。
これらを実現させるために本校で一番大切にしていることは、私たち教師が、常に子どもたちと向き合い、一人ひとりの成長や小さな変化に気づけるよう注意深く子どもたちを見守ることです。そして、どんなときでも「愛情」をもって指導にあたっています。

低学年(1・2年生)

中学年(3・4年生)

高学年(5・6年生)

からだ全体で学ぶ

低学年 (1・2年生)

本校では子どもたちの自発的・自主的な活動を大切にし、机上だけでなく、からだ全体で学ぶ体験学習を重視しています。特に低学年では見る、聞く、触れる、遊ぶ、育てる、調べる、作るなどの具体的な体験活動を通して、生きた知識を身につけ達成感や成就感を体得します。

■ 体験科(授業紹介)

自然とふれあい、とけこむ。たくさんの「気づき」を得る時間です。

本校では、美しいものを見て美しいと感じ、新しいものや未知なるものに触れたときの感激や感動を大切にできる子どもたちを育てたいと考えています。学校探検や学校周辺のお散歩をはじめ、梅シロップ作りやお蚕様の飼育、稲刈りなど、季節を体感できる様々な体験学習を展開しています。
たくさんの本物に触れ、いきいきとした「笑顔」に出会える時間を大切にしています。

〈体験科の授業例〉
  • ●学校探検(1・2年生合同)
  • ●田植え、稲刈り
  • ●蚕の糸とり、綿の糸つむぎ
  • ●絞り染め(玉葱の皮)
  • ●船作り(牛乳パック)
  • ●お店屋さんごっこ(1・2年生合同)
  • ●あさがおの観察(1・2年生合同)
  • ●芋掘り、里芋掘り、大根掘り
  • ●小枝編みもの壁飾り、クリスマスリース(自然素材)
  • ●芋汁パーティー、もちつきパーティー(1・2年生合同)
  • ●子どもゆうびん局
  • ●野菜作り、梅・夏みかん収穫
  • ●調理体験(ミソ、たくあん、切りぼし大根、梅ジャム、夏みかんシロップ漬、梅シロップ、干柿、どくだみ茶、うどん、白玉ぜんざい、のびるのお吸い物作り)
  • ●絵の具を使って(野菜のスタンプ、写生)

ともに学ぶ

中学年 (3・4年生)

中学年は、個から集団を形成する時期。ともに協力し助け合うことをたくさんの行事を通して学びます。
学習面では、学習習慣を身につけることに重点を置き、一人ひとりの学習進度に応じた課題と指針を与えることによって、その子どもに合った学習ができます。

体験学習(授業紹介)

班ごとに協力して学習に取り組み、伝え合うことの大切さを学びます。

中学年では、スーパマーケットや農家の探検、昔のくらし体験、清掃工場見学、浅草見学など、数多くの体験学習を設けています。
班ごとに活動する場面を数多く取り入れることによって、友だちと協力し、意見を出し合いながら、自らの考えをより深めていきます。こうした経験の多くは伝え合うことの大切さを学ぶよい機会となり、仲間を思いやる心を育むことにもつながっていきます。

〈体験学習の授業例〉
  • ●スーパーマーケット見学
  • ●市場見学
  • ●農家見学
  • ●清掃工場見学
  • ●清掃車(カッティングカー)見学
  • ●昔のくらし体験
  • ●蓼科林間学校(3年生)
  • ●異文化体験学習(ブリティッシュヒルズにて 4年生)
  • ●消防署見学
  • ●社会科見学(浅草)

自ら学ぶ

高学年 (5・6年生)

中学年で学習習慣が身についているので、高学年になると進路にあわせて何をすべきか、自分で考えられるようになってきます。目標に向かって自ら進んで学習し、自ら問題を解決する力を養います。また、その意欲に応える学習環境を十分に用意しています。

充実した環境で中学受験ができるよう、独自のプログラムを用意しています。

全員が私立や国立の中学への進学を希望しているため、学習プログラムも、その期待に応えるためのものになっています。6年生の授業は10月で学習内容をすべて修了し、それ以降は完全に受験体制になります。それは本校が教材を系統立てて効果的に組み直し、学習深度を増すカリキュラムに取り組んでいるからです。
6年生になると京都・奈良方面へ修学旅行に行きます。これは、歴史の学習の一環でもあります。あらかじめ奈良時代や平安時代を学習し、見学する場所の資料を調べて、みんなでしおりを作ります。
また、受験後には3泊4日の卒業記念旅行(北海道)に行きます。