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〇研究授業(3年桜組国語/全教員参観)
〇校長等参観授業(2年桐組国語)

(校長発:令和3年1月20日水曜) 晴れ 今朝の気温 氷点下1℃


今日は、二つのクラスで教員参観授業を行いました。ひとつは全教員参観による「研究授業」で、もうひとつは校長をはじめ参観できる条件にある教員が参観するものです。

全教員参観するためには、研究授業対象のクラスだけ居残ってもらい、他のクラスは早帰りする特別時間割を組みます。例年ですと年3回実施するのですが、今年度はコロナ禍で授業時間数の確保などの問題もあって、年1回に絞らざるをえませんでした。

その栄えある研究授業のクラスに選ばれたのが、3年桜組で、本日一クラスだけ居残ってもらって全教員参観し、授業終了して3年桜組の児童が下校したのち、全教員で振り返り協議会を行いました。授業者は担任の武藤先生でした。3年桜組の皆さん、ご協力ありがとうございました。

もう一クラスは、2校時に校長・副校長のほか6名の教員が参観しての授業で、その対象は2年桐組でした。2年桐組の皆さんも居残りこそありませんでしたが、大変緊張したと思います。お疲れさまでした。

それぞれ授業のようすを、続きで簡単に紹介します。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

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【研究授業(3年桜組国語/全教員参観)】

30分という圧縮授業の研究授業は本校でも初めてのことです。正規の45分授業で研究授業を行おうかとも考えましたが、次の理由から30分圧縮授業のままの研究授業としました。

  1)コロナ対応ということで踏み切っている現在の「30分圧縮授業」は、本校として間に合わせという考え方でやっているのではなく、コロナ禍のなかでも、授業カリキュラムを工夫して30分に盛り込んで行う精神でやっていますので、全教員参観もその精神が全うされているかどうかを確認する場とする。

  2)たとえ一クラスの居残りであっても、児童の下校時刻を遅らせるのはコロナ対応とは言えなくなる。 以上の二つの理由から、30分圧縮授業の研究授業という初めての取り組みを行った次第です。

児童の皆さんも、よく心得てくれて、30分で完結させるために、担任の武藤先生とコンビネーション良く授業にのぞんでくれました。武藤先生の説明もテンポよくハキハキとしたもので、子どもたちも聞いていて気持ちよく聞けるだろうなあと思いました。

授業テーマは、「このことなら自分にまかせてもらいたい。得意なこと。」を発表する。聴く人は「発表者が伝えたいことは何かを考えながら聴く」というものでした。このテーマがよく実現された授業だったと思います。8班に分かれてお互いに発表しながら、最後に班から選ばれた一人がクラス全体の前で発表するという進行の仕方でしたが、班内での発表、それからクラス全体に向かっての代表発表ともに、とても上手にまとめて発表できていました。

3年生になってクラス替えがあり、でもすぐ休校になってお友だちと交流ができないという非常事態でスタートした学年、クラスでしたが、この苦しい一年のなかで、よく頑張ってきたことが表れた今日の研究授業でした。

 その一つの象徴が次のところに表れていました。

 班討議から全体発表にうつるときに、机を元に戻しますが、そのとき、すぐには列がまっすぐにはなりません。ぐにゅぐにゃと曲がっています。ふつうは先生に「この列は曲がっているよ。まっすぐしましょう。」と言われてから動くことが多いのですが、今日の3桜の皆さんは、自分たちで気が付いて自分たちでお互いに曲がっているから直そうと声かけあって行動したのです。私はとても感心しました。


【校長等参観授業(2年桐組国語)】

 2校時に行われました。山本先生による授業です。私は1校時の最後のところから拝見しました。校長が表れるのが早かったので、山本先生もびっくりしたようですが、山本先生が嬉しかったのは、2桐の児童が、校長の姿を歓迎するように、「あ、校長先生だ。」「校長先生、早っ!」というように歓迎のそぶりを見せたことだそうです。

 私も山本先生同様、みんなから声をかけられて嬉しく思いました。

 1校時は算数で、山本先生が「千が七つ、百が五つ、一が四つ。この数字は何でしょうか?」、そして、「この数字はどのように書くでしょうか?」と発問したのに対して、それぞれ、的確な答えが返っていました。

 山本先生が「70005004と書いてはいけませんよ。」と言われたときには、3桐のみんなはもう分かっていますという声の調子で、笑顔で、はい!と答えていました。とても反応の良い元気なクラスという印象で、今日の参観授業が始まりました。

 国語の単元は、「どんぐり」という説明文の授業です。どんぐりとは何か、どんぐりと動物たちはどうかかわっているかを説明した文章です。これまでにも、説明文では、「たこのすみ いかのすみ」や「ほたるの一生」「食べるのは、どこ」などを勉強してきていますので、説明文の読み取りはお手の物のようでした。

 説明文を読み取るキーワード、「手がかりとなる部分」はどこかを探し出すのが、この時間のテーマ。そのために班討議をしました。このとき、私が感心したのは、班討議の進行役やリーダーが決められていないように見えるのに、話がスムーズに進んでまとめられていることでした。すべての班でそうで、配布された大きな画用紙に、一人ひとりに三枚ずつ配られた付箋(ふせん)がジャンルごとに並んでいくのです。これはすごい。授業が終わった後、山本先生に確認すると、特にリーダーや進行役は決めなかったということでした。うーーん、やるな2年桐組!

 以上、きょう参観した二つの授業参観記でした。

  本日の記事は以上です。

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