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○3クラスで研究授業(1桜・3桜・4桜)

(校長発:令和2年12月15日火曜) 晴れ


 きょうの東京の新規感染者は460人で、500人超えはしなかったようですが、重傷者が昨日より増えて78人になったそうです。コロナ重症患者用の病床や器具に限りがあるわけですが、ひところは東京はそれが80床とか言われていたわけで、きょうの78人の重傷者はほぼ埋めてしまう勘定です。

 もっとも医療従事者の皆様や都のご尽力で、重傷者病床を増やしてくださっていますので、コロナ医療崩壊には至っていないのですが、これからますます寒くなり乾燥してくる季節。予防対策をしっかり継続していかなければなりません。Gotoトラベルの一時停止がなされましたが、一人ひとり、また各事業所ごと、しっかりとした感染予防対策と行動をとることが最重要課題であって、Gotoトラベルの中止で一安心とはいかないことを肝に銘じましょう。

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【3クラスで研究授業(1桜・3桜・4桜)】

 きょうは、3つのクラスで研究観察授業を行いました。午後、1クラスだけ残ってもらって全教員による研究授業ではありませんが、同時刻に自分の担当授業がやりくりできる教員は必ず観察して批評し合うという研究授業です。

 教師は当然、緊張しますが、子どもたちも大勢にみられているので緊張します。ただ、本校の児童は大勢の観察者に見られるのには慣れていますので、緊張していることが表に出てきません。つまり、落ち着いているように見えます。

 きょうの1年桜組、3年桜組、4年桜組。いずれも国語の授業でしたが、子どもたちは先生と一体となって しっかりとした授業を作り上げてくれました。

 1年桜組は、これまで大勢にみられた経験はないわけですが(コロナ禍のため学校公開も参観授業も中止になりましたので)、堂々として授業に臨んでいました。「メダカのぼうけん」という国語教材です。メダカの成育する環境にはどのような変化があるのか、今も昔も変わらぬメダカのぼうけんとは何かなどを読み解くお勉強です。 先生がお手本として読んだあとに、子どもたちがかわるがわる読みましたが、みんな上手に読めましたし、先生の発問にも、しっかり挙手して答えていました。

 3年桜組は、町などで気付いた(発見した)マークについて調べ学習し紹介する短文を書く単元。今日の授業はその最後の時間、短文発表の時間でした。 全員が発表できるわけではないので、班代表による発表でしたが、みんな堂々としていました。トイレの男女別マーク、ベルマーク、エコマーク、リサイクルマーク、バーコード・・・実にいろいろなマークに満ち溢れているものですね。 そんな中に、「世田谷育ちの野菜」マークを発表した子がいました。おお、穴場を当てたなと思ったことでした。3桜は、お互いに認め合おう、応援し合おうという雰囲気のある授業でした。

 4年桜組は、「ドリームツリー」をつくる単元。このドリームツリーというのは、最近、教科書に採用されるようになったもので、児童・生徒の夢をふくらませる、夢を育てるにはどんなことが必要か、自分一人でかなう夢なのかなどを考えさせ、夢の実現の最終段階までの行程(ロードマップ)を意識させる取り組みです。 きょうは、10歳の現段階の夢、その夢の実現のためには小学校卒業時には自分がどうなっているべきか、また、高校卒業のときは? 20歳のときは?25歳のときは?・・・自分はどのようになっているべきなのか?を考えさせるワークシートが配られました。おもしろかったのは、10歳の現段階の夢を書いた後、順番にロードマップを埋めていくのではなく、先生がいきなり「じゃあ、次は25歳のときを書いてね!」と指示したのです。こどもたちは一様に、えーーーーっと声を上げていました。意表をつかれたのですね。・・・サプライズやどんでん返しの活用は、「教育の定石(じょうせき)」の一つなのですが、こどもたちは、こうして楽しく授業を受けることができていました。

  本日の記事は以上です。

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