6月21日月曜朝会 「夏至」と「6月下旬の注意」
皆さんおはようございます。
6月も今日から下旬になりましたね。梅雨明けまでは、まだあと一か月くらいはかかるでしょうか。
さあ、今日は何の日でしょうか?
わかった人も沢山いたようですね。そうです。今日は「夏至」です。
北半球(ちきゅうの北側)では、一年で一番昼間の時間が長い日です。そして、今日を境にして、昼間の時間が短くなっていくのです。
参考までに、今日の東京の昼間の時間は、14時間34分、北海道札幌では15時間22分です。北へ行くほど昼間の時間は長くなっています。
関心をもったら調べてみてください。
さて、東京都は、新型コロナウイルス感染症防止のための緊急事態宣言を解除し、代わって、難しい呼び方ですが「まん延防止等重点措置」、いわゆる「まんぼう」に切り替わりました。少しずつですが感染者の数が少なくなってきているとの判断からのことでした。
この緊急事態宣言が解除になったことから、本校では30分の圧縮授業を40分の授業に切り替えました。あわただしかった30分の授業から、少しはゆとりを持った授業に変わります。しっかりと腰を落ち行けて勉強に取り組みましょう。
朝も早くなりました。まだ体が慣れてないかもしれません。生活のサイクルが整うまでは、夜は早く寝て朝早く起きましょう。
宣言が解除になったといっても、新型コロナ感染者感染はまだ続いています。ワクチン接種も高齢者以外には進んでいません。まだまだ感染の可能性のある状況は続いています。今までと同様に感染への注意をしていかなければなりません。
いつも言いますが、「手指の消毒、マスクをする。密にならない。」を続けてください。これが今できる一番の予防法です。
さあ、そして東京オリンピック・パラリンピック開催まで約1か月となりました。日本中がコロナ感染症にかからないようにしていかなければ、素晴らしいオリンピック・パラリンピックを迎えることはできません。選手も役員の方々、観客皆さんが安心できるように、私たちもしっかりと予防をしていきましょう。
今日の後半は、6月のこの時期の健康管理についてお話ししましょう。
暑い夏が近づいてくると、急激な気温変化で体調を崩しやすくなります。夏バテにより食欲は落ちていくこともあります。しかし、体力をつけ夏を乗り切るため、食事を抜くのは当然NGです!体調管理を行っていくうえで、バランスの良い食生活を心がけて下さい。
さて、この時期、食事面で気をつけなければいけないことに食中毒があります。
湿度の高い梅雨の時期は、食べ物が腐りやすく、細菌が繁殖しやすいのです。
食中毒にならないための対策を話していきます。
まず基本的な対策は手洗いです。手についた細菌はあっという間に繁殖します。
そして、冷蔵庫の利用です。面倒臭がらずにちゃんと活用して下さい。細菌の繁殖スピードは十度以下で、急激に落ちます。すぐ出来る、簡単な二つの対策ですね。そして、長く置きっぱなしにしておいた食べ物は注意です。生ものでしたら食べてはいけません。ちょっとした注意で防ぐことができます。みんなで取り組みましょう。
続いて、熱中症について注意をしたいと思います。熱中症は意外に6月から気をつけなければならない病気です。6月にかかってしまう人の割合は、ここ5年でかなり上がっているようです。気温や湿度が高くなってきていることや、身体が急激な気温変化についていけないという点もありますが、油断して水分摂取をとっていないという点もあるはずです。
人間の体のおおよそ6割以上が水で出来ています。人間が飲み物を欲する時に、既に2%から3%の水分が失われているらしいです。5%になってしまうと頭が痛くなったり、軽い熱中症が始まってしまいます。 喉が乾かなくても、こまめに水分を摂るようにしましょう。
そして、見落としがちなのは塩分。汗の成分にはミネラルが含まれています。ミネラルを得るためには、水の他に塩が必要なのです。運動会でも塩飴をなめましたね。味の良いスポーツドリンクでもいいですが、無い場合は塩を少し舐めているだけでも効果はあります。
もしも、具合が悪くなった場合には、近くにいる先生にすぐに知らせてくださいね。さあどうでしたか、6月の後半は夏に向かって気温が上がっていく時期です。健康管理には十分注意して乗り切って欲しいと思います。
今日から40分授業も始まります。しばらくは慣れないと思いますが、頑張っていきましょう。それでは、今日のお話を終わります。
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