創設者・五島慶太先生
学校法人五島育英会の初代理事長である五島慶太先生は、1882(明治15)年4月18日長野県小県郡に農家の二男として生まれました。東京帝国大学卒業後、官僚として鉄道業界の発展に力を注ぎます。その後、実業家としての道を進み、東急グループの礎を築き、多摩田園都市エリアや渋谷の再開発などまちづくりに辣腕をふるいました。また、戦時統制下、民間出身ながら運輸通信大臣を務めるほどに政治的力量も高く評価されました。
一方で、国の繁栄と産業発展のためには、人材の育成が何より重要と、教育事業の推進に意欲を燃やします。東京都市大学の前身である武蔵高等工科学校を創立し、武蔵工業大学に発展させた西村有作氏の懇願により学校経営を引き受け、当時、五島先生が学校運営に携わっていた東横学園と統合することによって1955(昭和30)年に学校法人五島育英会が設立しました。
その五島先生の悲願が、大学を頂点とする総合学園化でした。
都市大グループが2009年に誕生してから4年目となる2012年は、五島先生の生誕130年にあたります。
建学の精神
すこやかに かしこく りりしく 凜として
世界にはばたく 気高きこどもたち
教育目標
本校では、「高い学力の定着」と「豊かな心の育成」を柱に、児童の自主性を育み、明るく楽しい学校づくりを目指し、以下の教育目標を掲げております。
低学年では「からだ全体で学ぶ」、中学年は「共に学ぶ」、高学年は「自ら学ぶ」をコンセプトとして、
1. 自主的な態度を培い、進んで問題を解決する強い意志を育む
2. 集団生活を通して思いやりや協調心を養い、自ら正しく考え行動する心豊かな児童を育む
3. 豊かな情操を養いながら、創造力と表現力を培い感性豊かな児童を育む
4. 基本的な学習姿勢を養いながら、高い学力を定着させる
この目標に基づき、学習指導、 生活指導が行われております。
シンボルマークと校章について
東京都市大学グループの大学から幼稚園までの全学校では、共通したシンボルマークとロゴタイプを以下のように定めました。
■ シンボルマーク
略称“都市大”の「都市」の“T”を図案化したものです。サステナブルな明るい未来を見通す「窓」でもあり、そうした社会を実現するための「知恵のフキダシ」の象形でもあります。
マークの色調、(アイデンティティカラー)は、知性とサステナブルな明るい未来を意味しています。
■ ロゴタイプ
シンプルでカーブの効いたゴシックのタイプフェイスは、時代に柔軟で若々しさのある学校であることを表現しています。
■ 校章
これまでの校章のアウトラインを継承し東京都市大学の付属校の小学校であることをあらわすために、東京都市大学の英字表記の略「TCU」を加えて、リファインしました。
沿革
昭和 31年 4月 | 世田谷区用賀に開校 |
昭和 34年 1月 | 校歌「この学舎に」を制定 |
昭和 38年 8月 | 新校舎落成、用賀から現在地へ移転 |
昭和 40年 4月 | スクールバスの運行を開始 |
昭和 52年 3月 | 特別教室・管理棟校舎落成 |
昭和 59年 4月 | コンピュータ学習を導入 |
昭和 60年12月 | 米国私立小・中学校来校 |
昭和 63年 4月 | 算数習熟度別学習開始(5・6年) |
平成 8年 4月 | 全学年英語教育導入 |
平成 8年 7月 | 全教室に空調機器を設置 |
平成 9年 4月 | 隔週学校5日制を実施(継続中) |
平成 12年 2月 | 全国学校合奏コンクール小学校の部・全国最優秀賞受賞 |
平成 14年 2月 | 全国少年新春毛筆書道展4年連続団体賞受賞 |
平成 15年11月 | 全国学校合奏コンクール7年連続東京都最優秀校 関東甲信越大会優秀賞受賞 |
平成 17・18年 | 教育課程研究指定校(音楽) |
平成 18年 2月 | 全国少年新春書道展団体賞受賞 |
平成 18年 6月 | 創立50周年 |
平成 19年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 19年 9月 | 校舎建替工事着工 |
平成 20年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 20年 8月 | 校舎建築第1期工事完了 |
平成 21年 3月 | 校舎建築完成 |
平成 21年 4月 | 東京都市大学付属小学校に校名変更 |
平成 22年 2月 | 全国少年新春書道展団体賞受賞 |
平成 22年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 23年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 23年 4月 | 4年生に食育「ミクニレッスン」を導入 5年生臨海学校を瀬戸内海小豆島の余島にて実施 |
平成 24年 4月 | 3年生に速読講座(脳トレーニングによる速読速解)の実施 |
平成 25年 4月 | 二期制(4ステージ制)の実施 |
平成 26年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 26年 4月 | 英語授業週2時間導入(ネイティブ教員の専任教諭化) |
平成 26年 7月 | 4年生ブリティッシュヒルズ異文化体験学習の実施 |
平成 27年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 28年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 28年 9月 | 人工芝グラウンド完成 |
平成 29年 8月 | プロジェクター移動式電子黒板の導入 |
平成 30年 3月 | 漢字検定優秀団体賞受賞 |
平成 31年 3月 | 漢字検定奨励賞受賞 |
令和 2年10月 | 第31回伊藤園お~いお茶真俳句大賞 団体応募賞 |
令和 2年12月 | 第67回全国少年新春書道展団体賞 |
令和 3年3月 | 第64回全国学芸サイエンスコンクール フジテレビ学校特別奨励賞(分野 社会科自由研究部門) |
東京都市大学付属小学校校歌
この学舎に
作詞:小島忠治(第二代校長) 作曲:大谷幹男
- 富士の高嶺を遥かにのぞみ
すくすく伸びよう この学舎に
明るい希望が燃えている 燃えている - 武蔵の丘の大気を吸って
すくすく伸びよう この学舎に
輝くひとみが満ちている 満ちている - 多摩の流れは世界に続く
すくすく伸びよう この学舎に
文化の調べが溢れてる 溢れてる
校歌を聴くことができます。
東京都市大学グループ学園歌
夢に翼を
作詞・作曲:岩代浩一 編曲:岩代太郎
- 学園の道の 陽を浴びて 精気さやかな 都市に起つ
未来を目ざす 心意気
不滅の精神を学ぶなり
香る個性の煌きに 明日の英知を磨き合う
双手に燃える青春の 夢に翼を 夢に翼を - 学園の大地に 風わたり 天空蒼々と 冴えるとき
阿吽の息吹 朋友の声
讃歌たからかに ひびくなり
若き生命の羽ばたきに 明日の希望を語り合う
力あふれる青春の 夢に翼を 夢に翼を - 学園の森に 集い来て 梢するどく 指す木立
遥かに仰ぐ 大宙の
北斗に真理の光あり
古き伝統の温もりを 明日に生かして励み合う
血潮みなぎる青春の 夢に翼を 夢に翼を
学園歌を聴くことができます。