東京都市大学付属中学校・高等学校等々力中学校・高等学校塩尻高等学校|付属小学校|二子幼稚園五島育英会

防犯・防災避難訓練/夏休み生活展(58)

(2月8日校長発)

毎学期、実施している防災避難訓練を今朝、1校時が始まる前に行いました。

一学期からの訓練のおかげで、1年生も実にきびきびと行動でき、火災避難訓練では全校児童が校庭に集まるまでに3分半。 火災の場合、煙や火が回るのに平均5分と言われており、5分以内の避難が絶対条件といわれますが、3分半ですから成功です。

また、本日は避難訓練だけでなく、不審者が侵入したときにそなえた対策訓練も合わせて行いました。こちらの訓練も、担任の先生方の指導にしたがって、てきぱきと移動し、また担任の先生方は体をはって児童を守るべく行動訓練いたしました。この訓練も成功したといえます。

万が一のことは起こらないほうが良いわけですが、平常からの備えと心構えが、万が一をはねのけるということもあります。

気持の引き締まった一日でした。

(続きは、↑↓見出しをクリックしてご覧ください)

【防犯・防災避難訓練】

一、<火災避難訓練>

↓ 避難訓練の原則は、全国的に共通で、「おかしも」を守ること。

    1. お・・・おすな(押すな)
    2. か・・・かけるな(駆けるな)
    3. し・・・しゃべるな
    4. も・・・もどるな(戻るな)

 しかし、グランドに出たら、転ぶように走っちゃ駄目だけども、急いで校舎から離れることが大事です。 

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    • でも、校舎のなかは押し合いへしあいになって危険だし、特に階段はドミノ倒しの危険がより大きいですから絶対に走ってはなりません。

↓ また、火災が発生している場合、煙に巻かれて有毒ガスを吸い込まないようにハンカチで鼻と口を押さえて逃げることが大事です。みんなしっかり訓練できていました。

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↑ ハンカチを忘れた場合は、手でおおうだけでも、おおわないよりもはるかに効果的です。

↓ 階段を降りるときも(5年生)しっかりとハンカチを当てていました。 

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↓ 全員が集合したのは避難開始から3分28秒。大変優秀でした。ふだんから心構えを作っておきましょう。 

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二、<不審者対策訓練>

きょうは、不審者対策訓練も実施しました。

不審者の役割は二学期からバス運転手をつとめてくださっている白砂(しらまさ)さん。

↓ 勝手にエントランスに入ってきて校内をうかがう様子から演じてくださいました

↓ もう不審者そのもの!(白砂さん、失礼しました・笑・・・でも本物そっくり、迫真の演技をしなければ真の訓練ではないと警察署からの指導なのですから、白砂さんは合格)

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↓ 不審者が侵入したことを知らせる暗号放送が流れると、担任の先生方はただちに子供たちを教室の隅一か所に集め、廊下側のドアが開いているときには、子供たちを守るようにドアを締めます。

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連絡放送では、不審者を刺激することを避けるのと、万が一の実際の場合にも子供たちに余計な心配心を与えないために、「不審者が入ってきました」とは放送しません。暗号で放送します。当り前のことでご理解いただけると思いますが、暗号はここに書くことはできません。

↓ 1桐の子供たち。下に拡大した写真・・・不審者対策訓練だけに心配そうな表情が印象的ですが、訓練とは言え、子供たちに不安感を増幅させて変に心配をまきおこすといけないので、今日は本物よりそっくりな不審者は子供たちの前には姿をあらわすことは避けました。

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 無事、とりおさえることができたとの放送のあと、担任の先生が「身を守る」ということについて指導しました。

↓ 1桜の森島先生「先生は絶対に君たちを守るから、君たちは先生の言うことをしっかり聞くんだよ」 ・・・絶対に君たちを守るからということばほど子供たちにとって心強いものはありません。

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↓ 子供たちには見せませんでしたが、不審者をとりおさえる訓練も実際におこないました。

↓ 不審者になりきった白砂さんが通用門から入ってきました。

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↓ これは危険だと察知した警備員の中村さんが教頭に連絡したのち、直ちに不審者に詰め寄ります。 

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↓ 校内に入りこませないように腕をつかんで制止します。

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↓ しかし、警備員さんを 振り切って不審者は校内へと侵入しました。しかし、そこには暗号放送をきいて駆けつけた教職員がいました。まず果敢に立ち向かうのは中村先生。

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↑ 中村先生は、果敢にせまっていきました。その後ろには、捕獲用具の刺股(さすまた)を手にしてかけつけた渡辺先生が来ています。

中村先生、よくみると、なんと素手です。さっきの中村警備員さんも素手でしたね。

本当は、素手で立ち向かうのは危ないのですが、

白砂さんの迫真の演技の前に、中村警備員さんも中村先生も真にせまって、幼い子供を守るためには体を張るしかないと思ったのでしょう。

二人とも偶然「中村」姓だ。いや偶然ではなく、中村さんという姓は己を捨てて人を守る遺伝子が流れているのかも。藤田まことさんが演じた「必殺仕事人」の<もんど>も中村主水(なかむらもんど)だったぞ。

↓ 中村先生を怪我させてはならじと、寺門先生がやってきました。刺股が手近にない場合は、椅子で捕獲しようというのが原則。 白砂さんの「不審者」と中村先生は真剣にせめぎ合っています。 

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↓ さあ、刺股の渡辺先生が突進しました。そこにはもう、我が男性教諭陣が勢ぞろいして、手に椅子をもって総がかり戦で詰め寄ります。 

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↓ しかし不審者の白砂さん、抵抗をつづけます。体ごとぶつかって逃れようとしています。訓練とはいえ、ちょっと怖い。しかし榎本先生も一歩もたじろがない。 

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↓ ついに、頼もしきかな、我が男性教諭陣はついに壁まで追い詰めました。 

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↓ おっ、不審者はなんと凶器を振り上げましたよ(今日は、はさみで代用)。いやいや真にせまっているなあ。それでも、ひるまない先生方。中村先生が果敢に凶器を持つ手をつかみました。 

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↓ やった!おとなしくなった白砂さん演じる不審者を捕捉して部屋へ連行します。 

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↑ 連行する青木先生と中村先生の表情をご覧ください。まだまだ真にせまっています。訓練であっても最後の最後まで手を抜かないところがさすが。かけつけた女性の戸練先生、事務長さんがのぞきこむ姿には不安感があらわれていて、いかに迫真の訓練だったかを示していますね。

↓ 部屋にとじこめるところまでやって不審者対策訓練を終了しました。 最後まで真剣な表情をしていますね。

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終わってほっとした後、迫真の演技をふりかえって、「主演男優賞」が不審者役の白砂さん、「助演男優賞」には中村先生だ と話し合ったことでした(笑)。

 そして、訓練からしばらくたってから、白砂さん、「あっ、中村先生に謝らなくちゃ。失礼なことをいっぱいしちゃったから・・・」と中村先生をさがそうとします。私は「訓練だから、そんなことしなくていいですよ」と言ったのですが、「いや、あやまってきます」とのこと。律儀(りちぎ)ですが、しかし、それだけ、ホンモノそっくりに真剣に訓練をした証(あかし)といえましょう。

 お疲れ様でした。

    • 注:誤解の向きはないかと思いますが、念のために書いておきます。本日、以上に出演していない先生方は、来客対応等があったためです。本当のいざというときは、何はさておいても子供を守るために立ち向かうことを職員一同打ち合わせており、そういう心構えでおりますので、ご安心ください。

【夏休み生活展(58)】

作品第99:太陽熱を利用する@太陽炉(1年生)

↓ 今日の作品も興味深い作品です。太陽炉を作って<ゆで卵>を作ったり、<ご飯>を炊いたりしようという実験。ソーラー時代にふさわしい実験です。努力賞を獲得しました。

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↓ これが自作の太陽炉。パラボラ反射式の太陽炉です。なかなか見ごたえのある出来上がりですね。

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↓ パラボラン反射板を拡大してみます。写真は教室の蛍光灯を反射しているだけですが、これでも眩しい(まぶしい)気がします。太陽のもとでは、さぞや強烈な反射があったことでしょう。

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↓ 太陽炉実験のレポートがスクラップブックにまとめてあり、第1ページに実験の目標が書いてありました。

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↑ 目標1、50ccの湯を沸かす 2、ゆでたまごをつくる 3、はんごう(飯盒)でご飯を炊く と書いてあります。「50cc」のお湯を沸かすには、ざっと計算すると 4,000カロリーの熱量が必要です。私の体を一日維持するのに必要な熱量は2,000カロリー(動いていないなあ・笑)。私の基礎代謝や運動量のだらしなさはともかく(ともかくじゃないだろう・笑)、「50cc」を沸騰させるためには、私を二日動かすだけの熱量が必要というのですから、なかなか大変なことですよ。

↓ 目標を定めて、そのための太陽炉づくりに取り掛かります。 

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↑ ↓ ボール紙で型枠を作り、それにアルミホイルをはりつけていきます。パラボラにするには、長方形ではなく、同じ大きさの台形をたくさん作らなければなりません。アルミ貼りもふくめて大変だったことでしょうね。

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↓ パラボラができたところで、底にすえつける調理器具を空き缶で作りました。空き缶は熱を吸収しやすくするために黒く塗りました。

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↑  実験開始のまえに水を入れたところで温度をはかると29.2℃。およそ30℃。夏の気温と同じぐらいですね。温度計は電気デジタル温度計です。

↓ さあ、実験してみたら、沸騰させることはできなかったものの、83.2℃まで上がりました。すごい熱を集めることができましたね。体にかけたら火傷(やけど)してしまう熱湯です。目標1は達成。

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↓ しっかりと記録をとりました。30℃から始まるグラフに等時間で温度をはかっています。最高点のところに83.2℃と書いてあります。

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↓ このように実験を進め、目標2のゆでたまご作りも成功。

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↓ おお、なんとご飯もしっかり炊きあがりました。ただし2時間かかったそうです。目標3もクリアです。

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↓ 熱い日差しのなかでゆで卵をつくっているところ。太陽炉の底に置いた空き缶のなかに卵が見えますよ。それにしても麦わら帽がかわいいね。サングラスをしていないけれども、大丈夫だったのかなあ?

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 このように報告してくると順調に実験成功したかのようですが、どっこい、そうではなかったのです。失敗レポートもちゃんと書かれてありました。

↓ ゆで卵がどうもうまくできなかったようです。上の成功例は試行錯誤の賜物ですね。

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↓ また、パラボラ反射式太陽炉以外にも長方形太陽炉を作って比較実験しています。パラボラ式とちがって、ゆで卵もご飯も成功しなかったそうです。パラボラの威力が実感できた実験になりましたね。

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↓ さあ、実験成功をいわって、ゆで卵でご飯をいただきました。お疲れ様でした。

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太陽炉実験の成功を祝して、YouTubeから一つ動画をリンクしておきます。

パラボラ反射太陽炉はその焦点は3,000℃にもなり鉄をも溶かすそうです。そのことを考えると、1年生にしてこれだけの実験をしたのは、ある意味で、大変なことをやりとげたものですね。感心、感心。

    •  ほかの皆さんで、きょうの記事を読んで、自分も太陽炉を作ってみたいと思われた方がいらっしゃると思いますが、パラボラ式反射太陽炉の場合、焦点部分は本当に高温になります。じゅうぶん気をつけないと火傷どころか皮膚が回復しない重傷をまねいたり、失明におよんだりすることがありますので、十分お気を付けください。

では動画をご覧ください。
 ↓  ↓

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=8tt7RG3UR4c

 

 

 

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